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もっと僕に甘えてください
「西島部長、俺は?俺は何番目?」
斉藤はわくわく顔で西島に聞くが、見事にスルーされた。
「酔ってても、俺の扱いは変わらないんですね。」
ちょっぴり、寂しそうな斉藤。
「あからさまにションボリしてるんじゃねえ!!俺というものがありながら!!」
佐々木は斉藤の腕を引っ張ると、
「もうちょっと躾が必要かな?」とニヤリと笑う。
「ゆうちゃんだって、西島部長に触ってたじゃないですか!!西島部長は碧のですよ!」
「うるせえ、お前は俺んだろーが!!!」
開き直りというか逆ギレな佐々木。
でも、佐々木の言葉が嬉しかったのか斉藤は気持ち悪いほどにニヤニヤしている。
「もう1回ゆって?」
「ん?言ってほしいなら、態度で示そうか?」
佐々木にそう言われて、斉藤は佐々木に抱きつく。
佐々木の耳たぶをカプとくわえる。
「星夜...ここで、おっぱじめるのか?碧ちゃん見てるぞ?」
佐々木にそう言われて、視線を碧に向けると顔を赤くした碧が自分をみている。
見られてやるのもいいかな...。なんて、考えてしまう。
いや...でも、碧に「星夜くん最低です!!」とか言われたくないしな...
「ベッド行きたいです」
斉藤の理性が勝ち、ベッドへ行く事に。
「じゃーね、碧ちゃん、西島の解放してやってね。」
佐々木にそう言われた碧は「はい!」と元気な返事を返す。
佐々木達はイチャイチャしながら部屋を出て行った。
なんか、凄いです。星夜くんも佐々木部長も映画みたいな大人のラブシーンみたいでした。
碧は2人のイチャつきを照れながらも、ちゃっかりと見ていた。
僕とちひろさんもそういう風に見えるかな?見えるといいな...
そんな事を考えていると、西島がまたむぎゅと自分を抱きしめてくる。
「碧可愛い~いっぱいチュウしよ?」
西島はたくさん、碧にキスしてくる。
唇はもちろん、頬やオデコ、耳や首筋...
いっぱいキスされて碧は気持ち良くなってくる。
ううっ、ちひろさんがいっぱいキスしてくるから、おちんちんが...
碧の下半身は碧よりも正直みたいで素直に反応している。
下も触ってって言えばいいんだろうけど、可愛い酔っぱらいの西島に言うのもなんだか気が引ける。
おねだり...したいな。
「ちひろさん...」
名前を呼ぶ。
「ん?なに?もっとチュウする?」
西島はそういうと首筋にちゅうううっと吸い付いてきた。
「やん...ちひろさん...」
吸い付いてきた唇の間から舌が出てきて、そこを舐めてくる。
「あ...っ」
気持ち良くて声が出る。
下も...下も触ってください。
心の中では上手くおねだりできるのに、言葉に出来ない。
「碧...どこも行かないでね」
「いきませんよ?」
「約束だからな!!俺は碧が居なくなったらきっと、生きていけないもん」
もん?もんとか...ちひろさん!!!
可愛いです!!ほんと、可愛い!!
頭撫で撫でをいっぱいしたい。
「俺は~ほんとは、碧に好きって言うのは言わないでおこうって思ってた」
「えっ?」
「好きになって、ずっと側に居てくれると思ってた相手が急に居なくなるのは本当に辛いから......だから、特定の恋人は作らなかったんだ」
西島は碧をぎゅっと抱きしめる。
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