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素直になるって大事ですよ?3話
◆◆◆◆◆
そのまま寝室に直行するのはやる気満々っぽくて、碧にドン引きされないかと考えてしまった西島は、「アイス食べないか?」と誘う。
「お風呂上がりのアイスは美味しいですもんね」
アイスが大好きな碧は目をキラキラと輝かせている。
よって、一時のアイスタイム。
お徳用アイスの箱を取り出し碧に先に選ばせる。
彼が選んだのは苺。
本当に苺が好きなんだなって微笑ましく思える西島。
西島はミルクを選ぶ。
「わしもミルクが良か」
足元から諭吉の声。
「冷たいんだから、ダメ!!お腹壊すだろ?」
「壊した事なんぞ1度も無かぞ!碧に聞いてみろ?」
諭吉にそう言われ、碧に視線を向ける。
「はい、諭吉、アイス大好きなんですよ、お腹も壊した事ないです」
「ほら、みろ」
諭吉はピョンとテーブルに飛び乗る。
「こら、テーブルはダメだってば」
「ニッシーがアイスばくれんけんやっか!!マグロもくれん、アイスもくれん、ニッシーはケチくさればい」
諭吉はかなりおかんむり。
「わかった、わかったから」
西島は諭吉の食器に自分が食べているミルクアイスを半分入れた。
「最初っから素直にやれば良かと!」
諭吉はピョンとテーブルから降りるとアイスへまっしぐら。
「ネコまっしぐら……」
諭吉はガツガツとアイスを食べている。本当に良い食べっぷりだ。
「ちひろさん、アイス半分になりましたね、僕のアイス半分食べますか?」
碧は食べかけのアイスを西島に差し出す。
「……うん」
西島はアイスにかぶりつくのではなく、碧を引き寄せて唇を押し付けた。
口内へ舌を入れると甘い味がする。
苺の味。
碧そのものの味なんじゃないかと錯覚してしまうくらにその味は碧に似合っていた。
唇が離れると、「……いちごミルクみたいな味になったな」と碧に微笑む。
「本当です……僕、ミルクも好きなんです」
碧の言葉で西島はミルクアイスをかじり、口に含んでそのまま碧へ口移しした。
「えへへ、ちひろさんの味がします」
照れたように微笑む碧。
そして、碧もアイスを少し口にふくみ、西島と同じように彼へ口移しで食べさせた。
碧からキスをする時、背伸びをする仕草がたまらなく好きな西島。
「もう少し食べたい」
なんて、おねだり。
碧はまた、アイスを口にふくむと、西島へと口移しする。
「碧の味がする」
「えっ?それってどんな味ですか?」
首を傾げて聞く碧。
「甘酸っぱい……苺の味」
「それ、僕が食べてるアイスの味そのままですよ」
「ううん、碧は甘くて……甘いだけじゃなくて、優しい酸味もあって……」
西島はそう言うと唇を塞ぐ。
キスを何度も繰り返していると、アイスが溶けてしまった。
床にもポタポタと落ちてしまったが、諭吉がぺろぺろと舐めている。
碧の手についたアイスは西島がその手を取り、ペロリと舐めた。
舌の感触がくすぐったくて笑ってしまうが、西島が自分の指を口に入れて吸った時は、「あっ……」なんて、感じた声を上げてしまった。
「エッチな声……」
手の甲にキスしながら言う西島。
「だって、ちひろさんが……」
「もっと、エッチな事したい?」
西島に見つめられて、碧は照れながら頷く。
「ちひろさんと気持ち良くなりたいです」
恥ずかしそな小さい声。
西島は碧をフワリと抱き上げた。
「じゃあ、一緒に気持ち良くなろうか」
西島は碧を抱いたまま、寝室へ。
「いつもは床に落ちたとば舐めると怒るくせにな……」
諭吉は2人の姿を見送る。
◆◆◆◆
ベッドへと碧を降ろすと西島は着ているシャツを脱ぐ。
それを見た碧も脱ごうとするが、「だめ、碧は俺が脱がす」と西島は彼が着ているパジャマのボタンに手をかける。
「じゃあ、僕もちひろさん脱がせたかったですう」
プクっとホッペをふくらませる碧。
「じゃあ、次は脱がせて貰おうかな?」
なんて言って誤魔化しながらボタンを1つづつ外す。
外す度に碧の白い肌が露出して、この白い肌を見れるのは自分だけだと優越感に浸れる。
ボタンを全て外して、スルリとパジャマの上を脱がせた。
相変わらずの華奢な身体。
ピンク色の突起物が凄く美味しそうだ。
顔を近付けて、その突起物を吸う。
「あんっ、」
可愛い声が漏れる。
そこを吸いながら碧をその場に押し倒す。
舌を使い、口の中で碧の突起物を弄ぶと直ぐに固くなった。
もう片方の突起物は既に勃っていて、指で摘むと、「やんっ、」なんて碧の可愛い声が部屋に響く。
本当に可愛い、どうしてくれよう?
ジワジワ攻めるか一気に攻めるか悩み所。
……ちひろさんがぺろぺろするの好き、気持ちいいもん。
碧は既に息が上がっている。
チクビを吸ったり舐めたり、それだけで昇天しそうだ。
碧はふと、明日、西島が仕事だと思い出した。
そうだ!!僕がちひろさん気持ち良くしてあげなきゃ、疲れちゃう!!
マッサージ機どこ置いたっけ?
僕がご奉仕しなきゃ!!
碧はそう思いたった。
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