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素直になるって大事ですよ? 4話

「ちひろさん……明日、仕事ですよね?……疲れちゃうから、僕がちひろさんを気持ち良くしてあげたいです」 碧は起き上がる。 「何してくれるの?」 気持ち良くしてあげたい。そんな可愛い事を言われたら、期待しないわけがない。 「マッサージしてあげます。どこ置きましたっけ?」 んん?マッサージ? 碧の言うマッサージは肩をほぐしたり、足を……っていうやつかな?って西島は考える。 すっかり、大人の玩具を買った事を忘れているのだ。 「ちよっと、待ってて下さい」 碧はベッドから降りて引き出しやらゴソゴソして、何かを見つけて戻ってきた。 「これです!!」 「あ!!!」 大人の玩具を手に戻ってきた碧と、それを買った事を思い出した西島。 「寝てください!!マッサージしてあげます」 ニコニコして近付いてくる碧。 えっ?ええ?まさか、気持ち良くしてあげますって……俺の中にソレ突っ込む気なのか? たじろぐ西島。 どちらかといえば、碧にソレをまた、突っ込んで喘がせたい。 「ソレ貸して、碧にやってあげるから」 西島は渡すように碧の前に手を伸ばす。 「だめです!だめ!!ちひろさん、寝てください!!」 渡そうとせずに、西島の肩を押すとそのままベッドへ押し倒した。 「碧、いい子だから、ソレ渡しなさい」 「だーめ!!ほら、うつ伏せになってください!!」 うつ伏せえええ!!! わぁー!!やる気なのか?そうなのか? 西島は焦る。 「う、うつ伏せはダメだ」 「どうして?肩とか背中とかマッサージしてあげますよ?」 「肩とか背中?」 「あ、これって足にも使えるんですかね?」 真顔の碧。 あっ……、そっか、碧……ソレをマッサージ機だって勘違いしてたような? あの時、使ったのに……大人の玩具だって気付いてないのか? いや、そうか……碧はピュアだから、そんな発想なんてない。 きっと斉藤なら1発で理解するだろうし使いたがるだろう…… 遊び慣れている子と全く無垢な子。 碧は無垢な子。 遊び慣れているのは悪いわけではないが、自分が開発していくという過程は味わえないし、自分色に染めるのが難しいのは嫌だ。 「どこか身体こってますか?」 ニコニコして聞いてくる可愛い碧に股間とか言いたいけれど、それを言ったら変態オヤジになりそうで、ぐっ!!と我慢の子。 「こってはいないんだよ。疲れてもいない」 「でも……」 碧はやってあげたそうな顔をしている。 小さい子供がお手伝い出来なくてションボリとしているような感じ。 「マッサージはいいからおいで」 西島は碧を引き寄せて膝の上に座らせる。 「僕、ちひろさんを気持ち良くしてあげたいんです」 膝の上でまだ、ねばる碧。 大人の玩具は自分に使われるよりも、碧に使いたい。ホテルであんなに可愛かったんだから。 大人の玩具を持つ碧の手を掴む、「これ、マッサージ以外の用途もあるんだよ……知ってた?」と掴んだ手を碧の乳首の位置へ持っていく。 「えっ?なんですか?」 「ホテルで……気持ち良くなっただろ?」 西島はそういうと、玩具の電源を入れた。 玩具が振動して、その振動で碧の可愛いらしい乳首に刺激を与える。 「あっ、」 短い声を上げる碧。 「や、まって……」 「待たない」 西島は玩具で刺激を与えながらスルリと碧の下着の中へ手を入れた。

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