291 / 526
素直になるって大事ですよ? 11話
碧の目の前で息を荒く吐く西島。
時より伏せられるまつ毛が妙に色っぽい。
「あっ……はぁ……」
頬がほんのりと赤くなっている西島はエロいといよりも、綺麗って言葉が似合った。
綺麗な顔の人は例え、自慰行為してても、綺麗は綺麗なんだなあって碧は西島のどの表情も見逃したらもったいないと、見つめている。
はわわ!!すごい、すごい……ちひろさん……かわいい……ううん、綺麗です。
すごくすごく……ずっと、みてたいなあ。
碧は写真撮らなきゃ……と思ったがこんなに可愛い西島をレンズ通して見るのは勿体なく感じた。
裸眼で見た方がいい。
息を漏らす西島へと手を伸ばす碧。
彼に触れたくなったのだ。我慢できない……こんな、綺麗なモノを目の前にして、触れないなんて勿体ないよ。
「ちひろさん……」
名前を呼ぶと、西島が自分を見てくれた。
「碧!!!」
目の前で色っぽく喘いでいた西島が慌てている。
そして、ベッド近くのティシュを何枚も取ると碧の鼻の下へと当てた。
んん?あれ?ちひろさん何して?
「碧、大丈夫か?鼻血」
色っぽい顔から心配した顔に戻った西島。
えっ?鼻血?
視線を下へと向けると丁度、ティシュを交換していたので、赤いものが見えた。
えっ?僕、鼻血出してるの?
「ちひろさん」
不安げに西島を見る。
「大丈夫か?血を飲み込まないのうに下向いて!」
言われた通りに下を向く碧。
鼻血?うわあ!!僕ってばなんでえええ!!
恥ずかしいよう。きっと、ちひろさんのエッチな姿見たからだ。
だって、本当に綺麗で、エッチだった。
無理させてしまったのかな?
西島は不安になる。
あ、冷やした方がいいのかな?
「碧、何か冷やすもの」
「らいじょーぶです!もう止まりますから」
西島の手を握る。
「でも……」
「こ、興奮しちゃったんです」
「はい?」
「ち、ちひろさんが凄くエッチな……エッチで綺麗だから興奮しちゃったんです」
俺がエッチで綺麗?まじで?
碧の顔を覗き込む。
「あんなにエッチなちひろさん初めてみて……ぼく……」
碧は下を向いて気付いた。自分のチンコがぴょこんと、勃っているのを。
「お、おちんちんが勃ってます」
うわあ!!鼻血出すより恥ずかしいよう。
碧は言葉にした後、顔も耳も真っ赤になった。
また、鼻血でたらどーしよ?なんて思った。
碧の可愛いチンコが存在をアピールしている。
触らないわけにはいなかいよな?
「碧、鼻血止まった?」
ティシュを外して見る。一時的なモノだったようで、流れてくる気配はないようだ。
鼻の周りを優しく拭いて、「おちんちん、触っていい?」と綺麗な顔に似合わない変態な言葉を口にする西島。
ダメです。なんて、碧もいうわけもなく、頷く。
ピコんと勃つ碧のチンコを掴み、弄りながら、ふと、お尻の中のモノを思い出した。
鼻血に慌てて、玩具の存在を忘れていた。
それに気付いてしまうと、感じてしまうもので、「あっ、」なんて声がでて、下半身がモジモジしてしまう。
西島の様子に気付いた碧。
あ、そうか、中にまだ……
僕もちひろさんのおちんちん触ればお尻とおちんちんのダブルで絶対に気持ちいいよね?
碧は直ぐに西島のチンコへ手を伸ばす。
「僕もさわります……ちひろさん、お尻とおちんちんで、たくさん、気持ち良くなれますよ?」
ニコッと微笑む碧。
そ、それはやばい!!
お尻は確かに……いま、背中ゾクゾクしてるけど、俺は……碧と約束したけど……はめ撮りしていいって。
でも、後ろでイクのはやはり嫌だ!!
碧の中でいきたい!!
後ろで行く前に!!
「碧!!!いれさせてくれ!!」
必死の形相かも知れなかったと後から思い出すであろう。そんな必死さ。
過激な言葉に碧は顔が真っ赤。
やばい!!また、鼻血でそう……
碧は、それでも、「は、はい、どうぞ!」
恥ずかしいそうに両足を開いてみせた。
可愛いおちんちんが丸見え。
それを上下に動かすと、「あっ、」と声を漏らす碧。
そんな可愛い彼に襲いかかろうとするが中で刺激してくるから、ふにゃりと腰が落ちてしまう。
やばば!!このままだとイク!!
あ、碧に覆い被さると抜いても見えないから大丈夫かも。
西島は頑張って、碧を押し倒そうとした時に「ちひろさん、もっと奥まで入れたら気持ちいいですよ?」とアドバイスされた。
碧自身が体験している事だから、教えてくれたのだろうけど、とんでもない!!
玩具でいくのは……
いやいや、碧にはさせただろ?お前、何様だよ?
何故か自分で自分にツッコミ。
「ちひろさん……いれないんですかあ?」
碧が甘い言葉で誘ってくる。
唇が早くほしいとねだっているようにも見える。
「ん……いれる……」
腰を上げた時に力が入らなかったみたいで、後ろへドスンと尻もちついてしまった。
はう!!!
背中にビリビリと衝撃がきた。
尻もちついた衝撃で玩具が奥へと侵入してきたのだ。
やばい!!まじで、やばい!!
負けるなちひろ!!
もう、あれだ……抜こう……
碧との約束やぶっちゃうけど……
西島は後ろへ手を回して線を引っ張り玩具を引き出した。
「あっ、」
出す時に声がでてしまった。
でも、イクのは免れたので、よしとしよう。
「ちひろさん……やっぱり、エロいです」
尻もちついてから、玩具を抜くまでの行為が凄くセクシーだった。
甘い吐息を吐いて……頬を紅潮させ、うっすらと額に汗。
目を伏せると黒ぐろとした長いまつ毛が強調される。
綺麗な人は本当にエッチな顔も綺麗だと碧は見とれた。
「ちひろさん……ぼく……我慢できない……です」
自分でも大胆だなって思うけど、西島に抱きついてオネダリした。
だって、お尻がモゾモゾするの。
熱くて……凄く欲しいなって、思うから。
可愛いオネダリに、西島の理性の針のメーターが壊れる程にぶっちぎりのMAXまで振り切ってしまった。
野獣の様に襲いかかるまではさすがにいかないけれど。
相手が可愛い碧だから。激しくしたら壊れそうだもの。
「ほしいなら、上に乗って……自分でいれてごらん?」
言葉攻めは忘れずに碧を誘う。
本当は今すぐ押し倒してガッツんガッツん突きまくりたい!!
ちひろ、耐えるのだ!!
自分に言い聞かせる。
碧が自分の上に足を開いて腰を下ろしてくれた。
さっきまで、先っぽをいれていたので、すんなりと半分まで挿った。
「まだ、全部入ってないよ?」
「んん……だってぇ、おっきいから」
ああ!!ほんと、なんで、そんなにエロくて可愛いんだよ、碧は。
一生懸命に腰を動かして自分の中へ西島のモノを受け入れてくれる。
時より声が漏れて……その声が外の空気に触れる前に西島は碧の唇を塞いだ。
ともだちにシェアしよう!

