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もっと欲張りになりましょう 21話

ぐはっ!! 今なら吐血出来るかも知れないと西島は思った。 なんて可愛い返事をしてくるんだよ碧!! ニヤニヤが止まらない。 「ど、どーした」 黙り込んで画面を見つめる西島に話しかける神林。 西島はスマホの画面を見せて「やばい、もう可愛い過ぎる」と何なら顔がにやけている。 画面をみた神林はああ、そういう事か、何でこうも、コイツらは可愛いのだろうと、思った。 「千尋、お前先に帰れよ、碧ちゃん待ってるみたいだし、佐々木は俺が見とくよ後で報告するから」 部屋で1人、西島の帰りを待つ碧の事を考えると自然に言葉が出る。何より、西島が早く帰りたいんじゃないかと察した。 「だ、大丈夫だよ!佐々木は気になるしさ……最近アイツ、良く電話しんだよな……って」 「斉藤君が元気ないと調子狂うよね、普段がムードメーカーだから余計に」 「そうなんだよ、今日アイツ、なんかしおしお~って感じでさ、今のアイツを見たら碧が心配するだろうし」 「体調不良もあるんだろうけれどさ……気になる」 「確かに……」 西島と神林は同時に佐々木を見る。 斉藤の元気がない原因を作っている佐々木は元奥さんと会って何やら話し込んでいる。 元奥さんと会うってどういう時だ? 西島も神林も結婚していないので、分からない。 うーん……と2人して悩む。でも、答えなんて佐々木に聞かない限り分からない。 悩んでも仕方ないのでとりあえずは注文した飲み物がテーブルに運ばれて来たので飲み物に手をつける。 西島は碧に『 なるべく早く帰るよ碧を早く食べる為に……裸エプロンして』裸エプロンして待っててって送ろうかと思ったがいやいやいや、ちょっと変態じみているな……と思い直し消そうとした時に、 「ちょ、佐々木が!」 と声をかけられ、ビックリして西島はそのまま返事を送ってしまった。 わあ!!と思っても後の祭り。 「なに?」 声をかけた神林に顔を向けると、「佐々木、出ちゃう」と佐々木を指さす。 神林が言う通り、佐々木は立ち上がり元奥さんを残し1人で出入り口へと向かっている。 ヤバイ、見失う! 佐々木が出た後に会計をしにレジへ行くと、「お客様の前にお会計された男性が友達の分も払うってお支払いされていきましたよ?」と言われた。 西島と神林は顔を見合わせ、何気なく店の外を見ると、佐々木が手をヒラヒラ振っている。 あああ~!!!気付かれていたのか…… 2人はどっと疲れた。 ◆◆◆◆ 「んん、めぐちゃ……そこばっかやっ、」 星夜は恵の上、力が抜けそうだった。 「ん?星夜はお口止まってるぞ?ほら、ちゃんとペロペロして」 恵に言われ、目の前の勃起したイチモツをまたペロペロと舐め始める。 めぐちゃんの相変わらず大きいなあ。大きさはゆうちゃんと変わんないんだよねえ。 パクンと口に咥える。 でも、集中できない。何故ならばずっと後ろを弄られているから。 舐められ、指を入れられるを繰り返されさっきイッたばかりなのにイキそう。 恵のテクニックは佐々木と同じかもしかしたら、上かも? 感じる所を弄られ身体がビリビリと軽く電流みたいな感覚。 「あっ、」 短い声をあげて、星夜はイッてしまった。 グッタリと恵の上に倒れ込む。 「星夜、お口止まってる」 「めぐちゃん……らめ……メスイキした」 射精を伴わない絶頂感、ドライオーガズムをしてしまったのだ。 「えっ?マジで……じゃあ、めぐちゃんのめぐちゃんはどーしたらいいんだ?」 「自分で抜いて……見ててあげるから」 星夜は恵の上でグッタリ中で動こうともしない。 恵は起き上がり、星夜を仰向けに寝かせた。 「じゃあ、アナル貸して?星夜は動かなくていいよ?お兄ちゃんが動くから」 と星夜の両足を持ち、広げる。 「えっ?だめ!!だーーめ!」 「お兄ちゃん限界なんだよ!」 「や、だめ、いれちゃダメ!!らめーー!!」 星夜は叫んだ。 その叫びは隣の部屋の悠紀に伝わり、彼女のテンションをあげる。 壁の向こうで妹が耳を壁にくっつけて聞いてるなんて、もちろん知らない。 壁の向こうから、 「やあ!!らめだってば!めぐちゃんいれちゃらめえ!!」 と聞こえ、ギシギシギシギシとベッドが激しく揺れる音か聞こえてきた。 「やあ!!らめ……めぐちゃ……あっ、」 「んっ、星夜……あっ、」 2人の声とベッドが激しく揺れる音が聞こえ、恵の声が喘ぎ声になり、そのうちベッドのきしむ音が止み、息を荒く吐く音が悠紀の耳に届く。 「めぐちゃん……のばかあ……身体ベタベタになったあ」 と星夜の声と、 「ちゃんと洗ってやるから」 との恵の声。 悠紀は今夜はお赤飯炊かないと!!!とウキウキしながらキッチンへと向かう。 ◆◆◆ 「はだ、裸エプロン!!」 碧は西島の返事を貰い、顔を赤らめている。 きゃー!!ちひろさんのエッチいいい!! 碧はその場で恥ずかしさのあまり寝転がり、ゴロゴロと転がる。 裸エプロンはした事あるけれど、改めて考えると恥ずかしい。 だって、お尻は丸見え…… ああ、でも、お仕事で疲れているちひろさんのリクエスト…… うん、ちひろさんを癒すのが僕の役目!! 碧は起き上がると西島に買って貰ったエプロンを手にすると、意を決したように服を脱ぎ始める。 ◆◆◆◆ 「どーも!」 店から出てきた西島と神林に手を振りそう言う佐々木。 「こちらこそ、どーも!」 西島は財布から飲み物代を出し佐々木に渡そうとする。 「車で送らせた代金」 佐々木に断られた。 「お前ら探偵には向かないよな」 笑う佐々木。 「探偵でもないし、なる気もない」 「お前らみたいなイケメンで長身は目立つんだよ、店内の女の子がチラチラと同じ方向見るから気になってみたらお前ら居るんだもん笑った」 「何の嫌味だよ……気付いてたんだろ?」 「いんや……お前だって、絶対直帰すると思ってたからな碧ちゃん……まさか神林も居るとかも思わないしな」 佐々木は笑って歩き出す。

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