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もっと欲張りになりましょう 23話
裸の背中に水色のエプロンの紐がクロスされ、腰辺りでリボンが結ばれている。
リボンの下には柔らかいマシュマロのような可愛いお尻。
ぐはっ!!!
西島は本気で吐血するんじゃないかとさえ思えた。
裸にエプロンと送ったら本当にそうしてくれる可愛い恋人。
その可愛い恋人は西島の視線に気付き、振り向いた。
西島に気付いた瞬間に碧の頬が赤らむ。
「お、おかえりなさい」
照れたような表情とモジモジとする動き。
ああ、もう!!このままテーブルに押し倒せばいいのかな?
だって、ご褒美だろ?
なんて、頭に過ぎって行った。
「ただいま碧」
西島は碧の側へいき、「本当に裸にエプロンしてくれたんだ?」と微笑む。
「……はい。だって、ちひろさんお仕事頑張ったから」
「碧からのご褒美?」
西島は両手を碧の背中に回す。
「はいそうです……ちひろさんを癒してあげたくて」
ニコッと笑う碧の顔に西島は顔を近付けるとチュッとキスをした。
「ありがとう碧」
「はい」
キスをされて、嬉しそうに微笑む碧。
「夕飯何?」
「カツ丼を……お肉がいいかな?って」
えへへと笑う碧。作れるレパートリーが余り無い。それでも作れる物を一生懸命考えて作っている。
「ありがとう。うん、丁度、食べたかったんだ、碧は凄いな俺の食べたい物を分かっちゃうんだから」
西島はそう言って碧の頭を撫でる。
わああ!!褒められちゃったあ。
「早く作っちゃいますね!ちひろさん着替えてきて下さい」
「え~、もうちょっと碧を充電したい」
西島はぎゅっと碧を抱きしめる。
だって、今日は何だか疲れた……。
回した背中をまさぐるように動かす。
「ふふ、くすぐったいです」
モゾモゾと動く手のひらがくすぐったい。
「碧スベスベだよな……触り心地最高」
撫で回す手のひらは柔らかいマシュマロヒップへと伸びる。
碧のお尻は弾力もあり、触ると気持ちいい。
「やんっ……」
お尻を触られて碧は思わず声を出す。
両手で碧のお尻を揉む西島に「ん……」と吐息が漏れてくる。
「ちひろ……さん」
頬を紅潮させ、少し興奮したような碧は西島の名前を呼ぶ。
息が少し荒くなってきた頃に、
「何時まで待たせるとや?マグロ食べたいとばい!わしにマグロやった後でもできるやんか」
と足元から諭吉のマグロ攻撃が聞こえてきた。
「諭吉……」
いい所だったのに!と西島は碧から離れてマグロを諭吉に食べさせる。
「マグロうまか、マグロはうまいばい」
諭吉はマグロをガツガツと食べている。西島はその姿をちょっと可愛いと思う。
まあ、邪魔されたけれど?
碧は西島が諭吉にマグロを与えている間、料理を再開。
しゃがみこんでマグロを与えている西島が顔を上げるとそこにはマシュマロヒップがどーん!と見える。
形いいよな碧って……
女の子みたいに丸みを帯びているし。
肌もスベスベだしなあ……
西島はそのままお尻にチュッとキスをした。
「きゃっ、」
急にお尻に何か当たり驚く碧。
「碧、そのまま前向いてて」
西島は碧の可愛いお尻に吸い付くようにキスをしていく。
「ち、ちひろさん……」
ビックリするも、ちゃんと前を向いて西島の行為を受け入れる碧。
キスから、次第に舌を使って舐めていく西島。
割れ目をグッと広げ、そこに舌を這わした。
「やあっ……っん」
穴の中にぐにぐにした物が侵入してくる。
そのグ二グ二とした物は舌なのだが、別の何かのようだ。
「んんっ、」
碧はシンクをギュッと掴みそれに耐える。
き、きもちいい……
碧は荒く息を吐き、クネクネと身体を動かした。
「んっ、んっ、んっ」
漏れる吐息とモジモジと動く身体。
「きもち……いい……れす……」
碧は息を荒くしながら気持ち良い事を口にする。
舌が抜かれ、次に指が侵入してきた。
「あんっ、」
碧は更に感じているようで、喘ぐ声が大きくなる。
ちひろさん……ぼく……気持ち……いいです。
碧の中の指は出し入れされ、奥の気持ちいい所を刺激してきた。
「あんっ、いい……です……きもち……いい」
中を奥まで刺激され、碧はもっと違う物が欲しくなる。
「ちひろさん……もう、ください」
我慢出来ない。もっと大きくて、気持ち良いもの。
「碧……俺も我慢できない」
西島は立ち上がるとファスナーを下ろし、いい感じに大きくなった自分のジュニアをぽろりと出す。
碧のお尻を少し持ち上げ、濡れた小さな穴にジュニアを押し付け、ぐっ!と中へと挿入していく。
ゆっくりゆっくりと碧を味わうように侵入してくる西島のジュニア。それがまた、気持ち良い。
ちひろさんは僕が気持ち良いって思う事をしてくれる。分かってくれる!本当に凄いです。
僕もちひろさんがどうやったら気持ち良くなるか勉強しないと!!
「碧、ちゃんと掴まって」
西島は碧にシンクを掴ませ、ぐっ!と腰を押し付けた。
ビリビリと背中に電流が走るような感覚とゾクゾクとくる感覚が同時にきた。
その瞬間、「ああっ、」碧は声を上げて射精してしまった。
いわゆるトコロテン……
碧、トコロテンを初体験してしまった。
◆◆◆◆◆
「これ、うまい!」
悠紀が作った料理を食べながら感動する星夜。
赤飯もしっかり食べている。
「せっかくお兄ちゃんがお粥作ってやろうとしてたのになあ」
恵もブツブツいいながら食べている。
「美味しいからいいじゃん」
幸せそうな星夜の顔をみた恵は、まあ、いいか!と彼の頭を撫でる。
目の前で堂々といちゃつく兄弟を冷静に見つめ、脳内で色んなシチュエーションの話を瞬時に考える腐女子悠紀。
おいしい!!ホントにおいしい!!
ありがとうセイ君、ありがとうお兄ちゃん。
心で感謝をする悠紀。
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