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もっと欲張りになりましょう 24話
ガクンと力が抜ける碧。シンクに掴まるのがやっとのようだ。
「碧?」
入れたばかりなので、力が抜けた碧に驚く西島。
「……い……ちゃいました……」
ハアハアと息を吐く碧。
えっ?マジで?本当に?
突いて直ぐだったのに?
西島の脳内にトコロテンという言葉が過ぎっていく。
碧……本当にエロいな。まさかの事態にニヤニヤしてしまう自分は変態なのだなと思う。最近、自覚してきた。
「大丈夫か?」
「……ん、きもち……良すぎです」
顔を振り向かせる碧。目が潤んで可愛い。
ああ!!もう!!
「あっ、」
碧がピンクと反応した。
「中で……大きく」
碧のトコロテンと潤んだ瞳にやられてしまった西島のジュニア君は更に大きく脹らんだのだ。
「辛いなら抜くか?」
頭を振る碧。
「ちひろさん……もっと、欲張ってください……もっと、欲張っていいんです。僕はちひろさんが欲しいです」
直ぐに碧の身体を心配して自分の欲望を押し込める西島。
もっと、欲しがって欲しい。もっと、渇望して求めて欲しいと碧は思ってしまう。
それとも、自分にそんな魅力がないのか?
碧の言葉を聞いた西島は碧の身体を両手で強く抱き込み、下半身を動かした。
「あっ、あっ、ちひろさ……」
ガンガンと突かれ、碧は声を上げる。
いつも……いつも碧を欲している西島。
理性を頑張って保っていたが、碧の言葉でタガが外れた。
「碧」
何度も名前を呼び後ろから突く。
「ちひ、ちひろさ……」
ガクガクと細い身体を揺さぶられ碧は快楽に身を投じている。
ちひろさん……激しい……でも、気持ちいい。
僕をもっと欲しがってください!!
神様僕は欲張りです。大好きな人にもっと愛されたいと思ってしまいます。もっと、欲しがってほしいって思っちゃうんです。
嫌われないかな?なんても悩むけれど、でも、悩んでも仕方ないし。折角同じ言葉を話せて、通じるのだから心に秘めていないで口にした方がいい。そう思ってしまう。
碧は激しく抱かれながら嬉しかった。
激しい分、きっと、西島も同じ思いだと思うから。
「碧……」
耳元で甘い吐息と一緒に名前を呼ばれる幸せ。
「ちひろさん……もっと、ください……」
碧の言葉通り、少し乱暴に突かれた。
「んんんっ、」
息が詰まるくらいだった。もしかしたら壊れちゃうんじゃないかってくらいに。
「いく……」
碧はその激しさに2回目の絶頂を迎えた。
その後、身体の中が熱くなり、西島が大きく息を吐いたので彼もイッたのかな?と思った碧。
力がでない……さっき射精した時よりも足がガクガクしている。
正直立っていられない。
フラフラな碧の身体を抱き上げ、テーブルへと座らせた。
息を荒く吐いている彼のエプロンを脱がす。
エプロンには白い液がタップリとついている。
そして、碧の太ももにも流れた後が。
エプロンを取られた碧は息を整えるのが精一杯で恥ずかしいとか、両足を何で開かされているのだろう?とか考えられなかった。
西島は太ももに流れた精液をぺろぺろと舐めていく。
「あっ……」
舐められた碧は折角、整ってきた息がまた荒くなってくる。
自分の太ももを舐める西島をぼんやりと見ている。チラチラと見える赤い舌が凄くエッチだなって思う。
「ちひろさん……」
西島の名前を呼ぶと上目遣いで碧を見つめてくる。
その瞳にドキッとしてしまう。
カッコイイ……ううん、色っぽいです。
僕、その目だけで気持ち良くなれそうです。
舐める度に甘い吐息を吐き、名前を呼んでくれる碧。見つめると潤んだ瞳で見つめ返してくれる。
まだ、足りない……碧が足りない。
太ももを舐め終えた西島は碧の両足を更に広げると膝窩に手を添え持ち上げた。
そして、そのままジュニアを穴へと押し込んだ。
「あっ、、」
まさかの2回目が来るとは思わなかった碧。
ガタガタとテーブルが揺れだす。
西島は碧に覆いかぶるように前のめりになり、腰を振り、何度も碧を突く。
「あっーー!!」
碧は激しさに声をあげ、前のめりになっている西島に抱き着いた。そして、「チュウしてください」とお願いをする。
西島はお願いを聞き入れ、碧にキスをした。
ガタガタと揺れるテーブル。
壊れちゃう……
テーブルも僕も壊れちゃうかも……
でも、欲張って欲しいと思う。
壊れても、西島になら……
碧は西島にしがみつき、3度目の絶頂を迎えた。
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