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気持ちいい事しません? 8話

◆◆◆◆ 「星夜、なんで?お兄さんの所じゃ……」 部屋のドアを開けると驚いたような佐々木が出迎えてくれた。 「だって、出張行くんでしょ?それも3日も!!」 星夜は急いで靴を脱ぐと佐々木に抱き着く。 「たった、3日だぞ?」 クスッと笑って抱き着いて来た星夜を抱きしめる。 「俺には3日もなの!」 「そんなに甘えん坊だったっけ?」 「そうだよ?知らなかった?」 そう言って自分から佐々木にキスをした。 「熱は?」 「ん?ゆうちゃんに抱っこされてるから下がった」 「そうか……じゃあ……違う所を熱くしようか?」 佐々木は彼の身体を軽々と抱き上げた。 「うん……めっちゃ熱くしてよ」 潤んだ瞳で佐々木を見つめる。 「風呂入るか?」 「入ってきたから、このままベッドでいいよ」 「そうか、じゃあ、遠慮なく」 佐々木は寝室へと連れて行くと、ベッドへと降ろす。 「ゆうちゃん明日、何時に行くの?」 「ん?5時にはでるよ」 佐々木は星夜の服を脱がせながら答える。 「じゃあ、1回だけかあ」 「なんで1回なんだ?」 「だって、もう、10時だよ?ゆうちゃん、前座長くてエッチの時間、平気で2時間くらいするじゃん」 「長い前座は嫌いか?」 シャツを脱がせ、次にベルトを外していく。 「好き……気持ちいいの好きだもん」 「じゃあ、時間気にせずに感じてろ」 そう言うと佐々木は下着ごと、脱がした。 素っ裸の星夜に覆い被さる。 「ゆうちゃん服脱いでないじゃん!」 星夜は佐々木のシャツのボタンを外しながらに言う。 「待てないんだよ!」 佐々木は星夜の首筋に舌を這わす。 「んんっ、」 舐められた星夜は感じるように声を漏らす。 「いっぱい気持ち良くして」 星夜は佐々木の首筋に両手を回した。 「当たり前だろ?」 佐々木は星夜に愛撫を繰り返す。 ◆◆◆◆ 「お疲れ様です!」 恵を見たスタッフが声をかける。 「あれ?恵社長、今日休みでは?」 高そうなスーツを着た男性が近寄ってきた。 「ん?ちょっとね……お前、今空いてる?」 「空いてますけど?」 「じゃあ、来い!」 恵は事務所の奥の部屋へと男性を連れて行った。 ドアに鍵をかける恵に男性は「何かあったんですか?」と聞く。 「ありありだよ!」 恵は男性の腕を掴むとソファーへ連れて行く。 ソファーに座った恵に慣れたように男性は彼の前にひざまついて、ベルトに手をかける。 「星夜に彼氏がいた」 男性がベルトを外し、ボタン、ファスナーの順で外していき、恵のペニスを外へと出した。 「可愛がってる弟くんですか?」 そう言って男性はペニスを咥えた。 「くそう!!ゆうちゃんめ!俺の星夜と今頃セックスしてんだぜ?俺が先に食うつもりだったのに!!」 「まだ、食ってなかったんですか?」 「これから食うつもりだったんだよお!」 「残念ですね」 「そうだよ!だから、愁(しゅう)お前今日は付き合えよ!」 「付き合ってるでしょ?ほら、集中して下さいよ」 愁と呼ばれた男性は丁寧にペニスを舐めていく。 事務所の奥は恵のやり部屋で、連れ込まれ鍵を締められたらセックスするという合図だ。 愁と恵の間での暗黙の了解だった。

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