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気持ちいい事しません? 9話

◆◆◆◆ 「ちひろさん、明日、星夜くんとランチしてもいいですか?」 「斉藤と?」 西島は嫌そうな顔をした。ランチはいつも碧と食べるのが彼の楽しみの1つで、いくら碧の友達とはいえ邪魔されるのは嫌だ。 「はい。神林先生のとこで」 「あ、いつもの感じか」 斉藤と2人っきりで食べるとかと思っていたので、安心した。 「それならいいよ」 自分でも過保護だと思う。でも、可愛い碧と他の男と2人っきりになるのは嫌だ。独占したい。 「星夜くん、大丈夫かなあ?明日来るっては言ってたけど」 「大丈夫だろ?ちゃんと看病して貰ってるだろうから」 「佐々木部長、優しいですからね」 「いや違う、お兄さんが迎えに来たから、お兄さんに面倒見て貰ってると思う」 「えっ?お兄さん?星夜くんってお兄さん居たんだ……ちひろさん、星夜くんのお兄さん見たんですか?」 「見たよ……派手な感じなのが似てた」 「わあ!似てるんですか?僕も見たいです」 ぶっちゃけ、碧には会わせたくないようなタイプの男性。 「見なくてもいいと思うぞ?それよりも、もう寝よう……おいで」 碧の身体を引き寄せ、腰に腕を回す。相変わらずの細い腰。 「はい」 笑顔で返事をし、見上げる碧の細い首から下が自然に目が入る。 鎖骨が女の子みたいに綺麗で、シャツの隙間からピンク色の乳首が見える。さっきまで見ていたけれど、この角度から見える乳首が色っぽくて視線が奪われてしまう。 「ちひろさん?どうしました?」 キョトンとする碧。 何でもないと、彼を抱き上げた。 「えへへ、僕、抱っこ好きです」 「ん?そうか?いつでも抱っこしてあげるよ?」 「はい!抱っこして下さい。抱っこされると顔が近くなるから好きなんです。僕、身長低いでしょ?立ってたら、ちひろさんの顔遠いけれど、これなら近いです」 確かにそうだ。碧の言う通りに顔が近い。彼の大きくてキラキラした瞳に自分が映り込んでいるのが見えた。 「うん、キスも出来るしな」 西島はそういうと、碧の額に軽くキスをする。 「大人のキス……してください」 頬を染めてお願いをする碧。 「するよ……ベッドで」 西島は碧を抱いたまま寝室へと向かう。 ベッドへ降ろされて、碧は西島に大人のキスをして貰う。 そして、そのままベッドに押し倒された。 ◆◆◆◆◆ 「ゆうちゃん……あさ……見送るから起こして」 佐々木の下、星夜は身体を揺すぶられている。 「ん?気にしないでいいのに」 佐々木は星夜の両足を更に広げ、腰を激しく動かす。 「あっ、あっ、ゆうちゃ……いくぅ!」 星夜は身体を痙攣されると、射精した。 「いくの早いな?どーした?興奮してる?」 「してる……だって、3日も禁欲しなきゃいけないんだよ?」 「そんなにビッチだった?星夜」 「そうしたのは、ゆうちゃんでしょ?セックス上手いから」 「星夜が可愛いからだよ……俺も3日の禁欲か」 「我慢できる?」 悪戯っ子みたいに微笑む星夜。 「できないかもな……」 佐々木は星夜に覆い被さると自分の腰を打ち付けた。 「ああ!!」 星夜は思わず佐々木の首筋にしがみつき、激しく揺すぶられる。

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