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幸せって意外と近くにあるもんですね 12話

自分の中でビクビクと動くモノに碧は刺激され、もっと欲が出てくる。欲しい……。ちひろさんが欲しい……と。 見下ろす西島は初めてだけれど、色っぽくてカッコよくて上から見下ろすのもいいなって思う。 何より表情が良く見えるから。 セックスする時の西島は何時もより色気があるし、何よりエッチな事とかエッチな言葉とか言ってくれるから興奮する。 こんなちひろさんも好きです。 もっと、見たいな……。 碧は西島の上で懸命に揺れる。 好き……、大好きです。 もっと、乱れて下さい。僕を欲しがって下さい。 碧の願いと行動が実ったのか西島の息が荒くなって喘ぎ出した。 「んっ……碧……あっ、凄い……」 西島の腰も動く。 ちひろさん、気持ちいいですか? 動く度に西島が反応してくれるので碧は嬉しくなる。 そして、自分がイカせたい!!と思ってしまった。 目の前で……イッて欲しい。 何時もセックスに夢中で頭が真っ白になって肝心な西島がイク時を見ていない。 碧は前後に動かしたり、跳ねたり……自分もイキそうなのも我慢して動く。 すると、「あっ、あっ、あっ、」と声を出し西島が感じまくっている。 ちひろさん!!!わあ、僕に感じてくれてる!! こんなに色っぽかったんだ……。 色っぽいけれど、感じている西島は可愛くも見える。 こんなに可愛いちひろさん初めて見ます。 「あおい……あっ……」 頬が赤い……興奮しているんだと碧にも分かる。 ちひろさん……イッて下さい。見たいです。 碧の下の西島はもうイキそうだった。 まさか、上でこんなに動かれてしかも、何時もよりキュウキュウと締め付けてくるのだ。 やばい……いきそう……。 「あおい……いく……」 西島はその宣言の後……碧の中に射精した。 「あっ、」 短く声を上げる碧。 熱いモノが奥に感じる……。ちひろさん……可愛い。 イク時の西島が色っぽくて可愛かった。 これは……ハマります。 こんなに可愛いちひろさん見れるなら僕……上がいいです。 そして、可愛い西島を見て碧も興奮したのか可愛い先端から白い液を元気良く放った。 西島の目の前、先っぽから白濁な液を放ってイク碧……エロいだろ!! はあはあと息を切らし、色っぽい目で自分を見下ろす碧。 「……気持ち良かったですか?」 色気がある彼に聞かれて「うん」と素直な返事をしてしまった。 西島の「うん」に碧はキュン!!と胸をトキメかせていた。 うん!とか可愛いですちひろさん……。 ちひろさん……僕……ちひろさんの可愛い姿もっとみたいです。 碧はまた、腰を動かす。 「あっ、やっ、」 いきなり動く碧に驚く西島。 「もっと……ください」 ちひろさんをください……可愛いちひろさんを見たいです。 「あおい……」 身体が揺れる。 自分の上に居る可愛い彼は色気を放ち、誘う。 こんなに色気があったのかと驚く程に。 そんな可愛い彼を見て西島はスイッチが入った。 起き上がり、碧の身体を抱き締めて腰を上下に動かした。 「あっ!!」 奥まで突き上げられた碧は短く声を出して西島にしがみつく。 「ちひろさんのおっきくなって……る……」 ちひろさんはやっぱ、凄い……僕を気持ち良くしてくれる。 「あ……おい……」 しがみつく彼が可愛くて、もっと、もっと欲しいって欲が出てくる。 こんなに欲しいのは彼だけ。 愛しいのも彼だけ。 自分でいられなくなるくらいにおかしくなるのも……彼だけ……碧だけだ。 「いく……いっちゃいます……」 息を切らしながらに言う碧。 「俺も……一緒にいこう」 西島はそのまま碧を組み敷き、さっきよりも激しく腰を振る。 そして、2人同時にイッてしまった。 「碧……凄くエロくて良かった……」 碧を見下ろすと汗でビッショリの前髪をかきあげて額にキスをする。 「ちひろさん……僕……ちひろさんの上で動くの癖になっちゃうかもです」 「えっ?」 「可愛いからちひろさん……また、上でちひろさんを気持ち良くしたいです」 可愛いなんて三十路近くの男に……なんて西島は思ったがまた、上で頑張ってくれると言った碧に嬉しくなる。 また、あの、エロくて可愛い天使を見れるのだから。 「それは大歓迎だよ」 断る理由なんてないに決まっていた。 ◆◆◆◆ 「結局、あまり食べなかったな星夜」 恵は心配そうに星夜を見る。 「ごめんメグちゃん……折角、高いレストランなのに」 「いいよ、ほら、ワイン」 テーブルの上のワインを星夜へ渡す。 「ありがとう、俺……やっぱ、部屋でユウちゃん待ちたい」 「俺の部屋でも同じだろ?」 「なんか違うの」 星夜は一気にワインを飲み干した。 確かにどこで待とうが時間は同じだろう。 でも、彼の部屋で彼の匂い、彼の私物達に囲まれて待つ事の方が今はいい。 待ちたい……。

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