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好きになってもいいですか? 2話

**** 「一緒に入らんとや?」 着替えを捜す西島の足元でそんな声が聞こえてきた。 「はっ?何言って」 「碧の身体洗ってやれば良かやん、碧もそがん思うとる」 「いやいやいや、何を」 「甘えん坊やけんな碧は。家でもよう兄弟と入りよるし」 甘えん坊………。 甘えているのか! 風呂に一緒に? えーっ、 西島は動揺した。 風呂って事は裸だ。 当たり前! 身体を洗う……とか? あの華奢な? えっ?全部見ちゃう? あーっ!違う! やましくないし! 西島は頭をブンブン振るとシャツをまた捜しだした。 **** 部長の役に立ちたい! って気持ちが空回りの碧。 どうしたら良いのかな? お世話になっているんだもん! 湯船の中で考えながら、ふと凄い事を思い立つ。 背中を流してあげる! 実家で碧は兄弟や父と未だに一緒に風呂に入っているので、父や兄弟らの背中を良く洗っていたのだ。 でも、 ぶ、部長とお風呂! 急に意識してしまい、 きゃーっ! 部長とーっ! 西島の裸体を想像してしまう碧。 部長の背中、広いし、胸板とかも、 わあーっ!僕のエッチ! 脳裏にはあの時見た西島の下着姿しかもう思い浮かばない。 部長と、 お風呂ーっ!きゃーっ! 「佐藤」 わたわたしている碧に西島がドアの向こうから名前を呼ぶ。 「は、はいっ」 「着替え持って来た」 磨り硝子の向こう、動く人影。 「ありがとうございます」 碧は慌ててお礼を言う。 部長……一緒、 背中流して……… い、言えるわけない! そんな事を考えながら碧は湯船にブクブク沈んでいく。 ***** 着替えを置いた西島は磨り硝子の向こうを気にする。 一緒に入らんとや? 諭吉の言葉に頭を振る。 いやいや、猫は喋らないし、一緒にも入らない! 西島は着替えとタオルを置いてその場を離れる。 ***** 部長に何か恩返ししなきゃなあ。 碧は一生懸命に考える。 ***** ん? あれえ? 遅くないか? 西島は側に置いているデジタルの時計を見つめる。 碧が風呂へ入って、結構経つ………… 心配になる西島。 ちょっと様子を見に行こうかな?と、風呂場へ。 諭吉もトストスと軽い足音をさせてついて行く。 磨り硝子から様子を見るが、水音さえもしない。 「佐藤」 声を掛けてみる。 が、 返事はない。 うーん……まさかとは思うが、 「中でのぼせとるんやない?」 諭吉の声。 やはり、そう思うか! 西島も、碧が中でのぼせているんじゃないかと思っていた。 「佐藤、開けるぞ」 西島はゆっくりとドアを開けて、そっと中を覗く。 静かな浴室でグッタリとした碧が居た。 やっぱり! 西島は慌てて碧の側に行き、 「佐藤、大丈夫か!」 と声を張り上げる。 碧は目を閉じたまま、何も言わない。 ヤバいかも! 頬を軽く叩き、もう一度呼び掛けた。 「ん………ぶちょお」 碧は目を開けて西島を見た。 「大丈夫か?」 その問い掛けに、 「ぶちょお、背中流します………」 と西島に手を伸ばしてきた。 「へ?」 碧はそのまま、また目を閉じた。 と、取りあえずは湯船から出さなきゃ! タオルを持ち、碧を湯船から出すと抱き抱えた。 ***** ん、あっつい…… 碧は暑さで目を開けると西島の顔が直ぐ側にあった。 ぶちょお? じーっ、と西島を見ていると、 「ほら、水……」 と口元にストローの感触。 喉が乾いてた碧はそのまま飲む。 冷たくて美味しいなあ。 なんて、碧は味わいながらに飲んでいる。 水を飲む碧を見て西島はホッとした。 良かった………! 寝室のベッドへと碧を運んで、扇風機をあて、水も用意して様子を見ていたのだ。 元気そうに見える碧。 一時はどうなるかと! で、ホッとしたら、今まで気づかないものが見えてきた。 そう、碧は素っ裸! タオルで包んでいるが、露出度は高い。 碧が少し動く度に肌の露出度が上がるのだ。

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