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第30話Aphrodisiac②
トイレにたどりついた。ここまで来るだけでも、服が擦れる刺激で何度も立ち止まってしまった。
こんなに媚薬というものが強く作用するとは思っておらず、頭がくらくらした。
我慢できそうになかったのでトイレに駆け込むと、そこには人影があった。
ドキリとするが、その人影は思いにもよらない
小笠原だった
「あ、双木くんようやく来たんだ。よく耐えたね、ご苦労様…もう、すっごい事になってるね」
「…っはぁ…お前、どうして、ここに!」
「朝の会話はフェイクなの、分かる?どうせ双木くんの事だから、俺の声ならすぐに聞き取れたんでしょ?」
近づいてきて耳元でそう囁かれる。その刺激だけでも、もう気をやってしまいそうだった。
「っくそ…薬、盛るなんて…っひきょ…う」
「素直になれるお薬ね。でも、俺だってそんなに効いてくれると思わなかったよ。俺が飲んでみた即効性とは別のタイプ。時間差でくるやつだからね。ちゃんと効いてくれてよかった。」
正直話している内容は正確に入ってこないが、とりあえずこいつを殴ってやりたい。
しかしもうどこも限界で、しかも…小笠原を見ると、昨日のことを体が思い出して勝手に快感を呼び起こしてくる。小笠原は、俺の腕を引き、男子トイレに一つだけある洋式の個室へと連れ込んで鍵を閉めた。
「じゃあ…今から双木くんが素直になれるまで一緒に遊ぼうね…」
「あ…っいや、やめろ…!」
洋式トイレの蓋を占めて、その上に無理やり俺を座らせると、手早く両腕を頭の上で小笠原のベルトによって拘束され、押し倒された。バランスがうまく取れないのでその体勢を受け入れるしかない。小笠原は、俺の脚の間に立って無理やり開かせた。
その中心で、俺のものがズボンを押し上げてきつそうに勃っているのがわかる。それをまじまじと見つめられ、また昨日のような恥辱を味わう。
「うわ…薬だけでこんなに勃起しちゃったんだ…授業中なのに一人だけ勃起してえっちな気分になってたの?」
「あ…や、ちが、違うっ…!」
「だって、先走りがズボンまで染みちゃってるよ?みんなに気づかれるかもって興奮してたんじゃないの?」
「そん…なっこと…」
ズボン越しにいきり立ったそれを指でなぞられると、甘美な刺激が伝わり甘い声が漏れた。
「はぁっ…ん…あぁっ」
「制服、汚れちゃうからズボン脱がないとね」
そう言いながらズボンを脱がせ、また下着1枚に包まれたそれをまじまじと見つめる。視線だけでも感じてしまっているかのように、体が震える。
もう今はとにかくここが苦しくて、どうにかして欲しかった。小笠原に何をされても恥ずかしいはずなのに、ただただ触ってほしいことしか頭に浮かばない。
それなのになかなか小笠原はそこに触れてくれない。もどかしくて少し腰を振ってしまった
「あ…だめだよ双木くん。勝手に腰振っちゃ。全く、淫乱なんだから」
「ああっ、ちが、淫乱じゃ…っ」
するとキスで口を塞がれる。
無意識に、積極的に舌を出して絡める。
そのキスの刺激でさえ達してしまうほどに、ただ気持ちよくて快感を貪った。
「んっはぁっ…んんっ…んっ」
「んっ…双木くん、今日はすごい積極的だね。嬉しいよ、おれも」
「あっ…ちが…これはっ、薬が…っ」
「なんでも薬のせいにしちゃだめでしょ?」
そう言って、すでに硬くなっていた乳首を思い切りつねる。
本来なら痛いはずだが、それさえ強い快感に感じてしまい大きな嬌声が漏れる。
「あっ!!あっ、やぁっ、そこ…んっ」
「乳首で上手に感じられたら、ここ、触ってあげてもいいかな」
きゅっと抓られ、また優しく撫でたり、押しつぶすように刺激された。じんじんと疼いて触られる度にだらしない声を上げたが、触られない中心のそこからは先走りが溢れて下着に染みを作っていた。
「いやらしい染み…本当に触って欲しくて仕方ないんだね。でもまだだめだよ」
「はぁっん…やっ!あっ、んっ!」
「…一応どこも授業やってるから、大きな声出すと聞こえちゃうよ」
「うぅ…っんっんん…」
頑張って嬌声を抑えようとしたが、どうしても気持ちが良くて声が出てしまう。薬なんか使われて、こんな惨めな格好をさせられて、感じたくなんて無いはずなのに、体は勝手に快感を求める。
小笠原は、片方はつねったりしながら弄んだまま、もう片方を口に含み始めた。舌でころがし、ピンポイントに舐められるとどうしようもなくなる。頭を振りながら、必死に押し寄せる快感の波に耐える。しかし甘噛みされると、声も気持ちいいのも抑えきれなくなってしまう。
「あぁっ、あっあっん…ん…」
「ねぇ、双木くん…気持ちいい?」
そう聞かれて、何を強がったのかふるふると首を横に振る。しかし、ここでプライドを捨てるのもどうかと、自分の心が揺れていた。
小笠原は今度はもう片方を口に含んでさっきよりも激しく責め立てた。それがどうしようも無く良くて、体が跳ねるのを止められない。
「あぁっ!やぁっ、あっあっんんっ…!」
「双木くん、気持ちいい?」
今度は必死に首を縦に振る。もうこれ以上責められるのに耐えられそうにない。
「ちゃんと、口に出して言って」
「いっ…んっ…いいっ」
「ちゃんと。」
「あっあっ…や、きもち、いいっ」
「よく出来ました」
気持ちいいと声に出して認めてしまうと、さらに体の感度があがってしまうきがした。
小笠原は、下着に包まれたままの俺のものを、やわやわと弄ぶように優しく触った。物凄く気持ちがいいが、刺激が微弱すぎてもどかしい。
「あっ…ぁん…やっ…」
「ほら、どうして欲しいの?」
「そんなのっ…いえ、なっ、あっ」
「イきたいんでしょ?」
「んっ…んんっあっ…」
「お願いして?『おちんちんしごいてイかせてください』って」
「…!っはぁ?…んなの、言える、訳っ」
引くほど卑猥な言葉を強要され、少し目が覚める。しかし相変わらず体の火照りはかわらず、勃ったそこは早く触ってくれと言わんばかりにぴくぴくと脈動する。
「言わないなら…ずっと触ってあげないけど。乳首だけでイく?」
「それっは、むりっ…」
「イかせてほしいなら言わなきゃ、ほら」
そう言って乳首をまた捏ねくりはじめる。
もう何もかも限界だった。
「んんっ、やっ…あっ…んん!」
「ほら、双木くん。」
「あっ…ん…お…おちん…っあ、やっぱ、むり…」
恥ずかしさに耐えられなくて無理と言うと、突然ぱっと手が離される。ビクッと体が震える。まだ刺激が足りていない。このままやめられたらおかしくなってしまう。
「いいの?こんなにキツそうなのに…それでも言わないなら俺もう帰るけど」
「あっ…待っ!!」
「なに?どうしてほしい?」
「あ…っ…おちん、ちん…し、しごいて…イかせて、くださっ…い」
途切れ途切れに、精一杯の力で言ったが、恥ずかしさで死にそうだった。顔は今までにないくらいきっと赤くなっているし、涙が滲んできた。こんなに卑猥な言葉を言わされて、自らおねだりするなんて、穴があったら入りたい気持ちだ。
「…やば、かわいいっ…」
そういうと、また深くキスをしながら確かな強さで俺のものを扱いた。その強すぎる快感に、腰がガクガク震えてすぐに射精へと追い込まれた。
嬌声は全て小笠原の舌に吸い取られていき、ビクビクと精を下着の中に掃出す。
腰が震えて、すべて出し切るとぐったりした。
下着の中に出したものがまとわりついて気持ち悪かった。
「はぁっ…あぁっ…ん…」
「可愛かったよ…でも、まだこれからだよね?」
ここからまた、地獄が始まることになる
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