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目隠し

蒼汰×翼 「やっ……はぁぁぁあ……コレとっ、てぇ」 「どうっ…見えない方が、俺のこと…感じる?」 ────数十分前 食事を済ませ、2人でテレビを見る。 "ちょっとトイレ"と言って、蒼汰が席を立った。 数分して戻ってきた蒼汰の手には、怪しい物が握られていた。 「ねー翼、今日これ付けてシよっ?」 隣に座り、顔を覗き込まれた。 手元に目をやると、黒い布の様なものが握られている。 「え………やだ。」 目隠しか…性器を縛められるのか…どちらにしてもいいものではない。 「いいじゃん」 そう言って、人差し指で頬をつつかれる。 「やっ!絶対やだって!」 必死に胸を押し返そうとしたが、逆に手を取られソファーに押し倒されてしまう。 「まっ、待って!」 しかし、制止の声は蒼汰には聞き入れてもらえずに黒い布で目元を覆われた。 「ふふ、どんな感じ?」 翼のシャツを開けさせ、胸の突起を撫でながら聞く。 「ひぃっ…うっ……怖い、ってば……っ」 見えないのは、想像以上に怖い。 「怖いかぁ。でもまあ、見えない方が感じるって言うし。」 空いた手で優しく頭を撫でてやると、泣き出してしまったらしい。 「ひぃうっ……そんな……と……ない」 溢れる涙が、目隠しの布を濡らしていく。 「その顔、イイねぇ。」 しかし、それは蒼汰を煽るだけだった。 ポケットからローターを取り出し、カチッとスイッチを入れる。 ヴイィィィィィィィィン 「やっ!…それ……いやっ」 突然の振動音に体をビクつかせ、カタカタと震え出す。 「翼の泣いて怯える顔、大好きだよ。」 恐怖で、大して体に力が入らずろくな抵抗が出来ない。 容赦なく先端にソレを押し当てられてしまった。 「あぁぁぁん…はぁっ」 先端への強過ぎる刺激に、容易く絶頂へと上り詰める。 「イキそう?」 そう聞きながら、果てる寸前の翼の性器からローターをパッと離す。 そしてまたすぐに押し付ける。 「あ"っや"っ…いじ、わるっ…イクッ……イッちゃう…」 寸止めされたと思ったら、すぐに強烈な刺激を与えられ目の前がチカチカする。 「まだダメ」 ローターを離し、容赦なく根元をグッと掴まれてしまう。 「イ"ッ…なん、でッ」 苦しい…出したい…イきたい………やだっ… 見えはしないけれど、蒼汰が意地悪な笑顔を浮かべているのが安易に想像できた。 「1人だけ気持ちよくなんてさせないよ。」 そう言って、根元をキツく締めたままローターを先端に押し当てる。 「あ"あ"ぁ…てっ…離してぇ……あ"ぁぁぁはっ…んくっ」 "止めて"と蒼汰の手を押すが、弱々しくなんの抵抗にもならない。 そして、翼の腰がビクリと跳ねる。 「ねぇ、イッたでしょ?」 ドライで達したのを、蒼汰は見逃してはくれなかった。 根元は解放されたが、先端に当てていたモノを性器に固定されてしまう。 「やっ…ごめ…なさ………っ」 謝っても許してもらえる筈もなく…蒼汰の手が後ろに触れ、ローションが垂らされる。 「そろそろ挿れて上げるね?」 "ひっ"と声を上げるが、無視して後孔に指を差し込んで軽く慣らす。 少し柔らかくなったのを確認して、自分の昂りを滑り込ませた。 「やっ……はぁぁぁあ……コレとっ、てぇ」 必死に胸を押すが、イイところばかりを狙って打ち付けられる為、力が抜けてしまう。 「どうっ…見えない方が、俺のこと…感じる?」 腰は休めずに、布の上から目元に触れてやる。 「やあっ…あぁぁぁはっ…わか、な…」 優しくて、激しくて…苦しい……。 「へぇ。じゃあ外す必要ないよね。」 答えられずにいると、抽挿が速くなる。 「もっ……やぁぁぁあんっ」 1度果てたとはいえ射精していないため、反り返ったソレが自分の腹を先走りで汚す。 「やばっ、イキそ。出すよっ」 スパートをかけられ、中にじわっとした熱を感じる。 「あ"あ"あ"っ……はぁぁぁんっ」 ほぼ同時に、翼も自分の腹に欲を放った。 ──────────── 「蒼汰なんか嫌い。もう二度としないから!」 「えー嫌いとか言うんだ。…お仕置きだな。」 「やだっ!しないったらしない!」 end

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