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覚の章28
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「玉桂……」
織の変わり果てた姿に愕然とする鈴懸の前に悠々と姿を現したのは、玉桂だった。急いできた様子もなく、こうして鈴懸がここで追いつめられることをわかっていたのだろう。そんな玉桂の様子に、鈴懸は唇をかみしめた。
「どうだ? まだ織を私のもとから奪い返すつもりでいるのか?」
「あたりまえだろ……!」
「くく、」
玉桂は覚に囚われた織の背後に立つと、にたりと笑った。そうすれば織の体に巻き付いていた蛇はするするとほどけていき、織の白い肌が再びさらされる。玉桂はそんな織の体に後ろから手を回し、ゆっくり……ゆっくりと撫であげた。
「竜神よ……おまえ、織を何回抱いた?」
「……、」
「ふふ……私は……一月で百は越えたかな? ほら、みろ。この織の体……私好みのかわいいかわいい体になっている」
頬を染めて、体をくねらせる織。鈴懸に見られることをいやがるように、顔をぐっと鈴懸から背けている。
つるりとした、臍のかわいらしい織の腹。たくさんたくさん精液をそそぎ込まれたそこは、男を受け入れるための臓器と変貌したかのように愛らしい。玉桂はそんな織の腹をいやらしい目つきで見下ろすと、臍に人差し指の先っぽをいれ、こりこりとなかをいじってやった。織のものが再び堅くなりはじめ、ゆっくりと勃ちあがり、ゆらゆらと揺れ始める。臍すらも、立派な性感帯に育ったようだ。
「織はなあ、臍をいじってやると、もどかしくて仕方ないみたいなんだ。おねだりするように腹をつきだしてくるぞ。ほら見てみい……可愛いだろう?」
「んん……あぁ……」
「ふふ、顔はいやがっているみたいだが……体は正直だな、可愛い織よ。ほら、次はおまえの大好きな乳首を竜神に紹介してやろうか」
「ん、……や……ぁんっ……」
玉桂は鈴懸にむかって、したり顔をする。鈴懸が自分の知らない乱れ方をする織をみて、激しい焦燥を覚えたのは、仕方ない。
「ふふ、乳首はもともと敏感だったみたいだな? しかし……もっともっといやらしい乳首にしてやったぞ。前よりも膨らんだだろう……ほら、竜神よ」
今度は玉桂は、織の胸に手を這わせた。鈴懸に見せつけるように、太い指でぎゅーっと乳首をつまみあげる。
「あぁー……」
「ふふ、おっぱいを吸われるのが大好きなんだよな、織。毎晩毎晩、吸ってやったろう? どれ、吸われているところを竜神に見てもらおうじゃないか。あの男の前で、私に乳首を吸わせてみい」
「あっ……」
にたり、玉桂が笑うと、覚が織を解放した。
がくり、と座り込んだ織の目線に合わせて、玉桂が座り込む。「見てろ」とでもいうように鈴懸をちらりと見やると、玉桂は織に向かって言い放った。
「吸わせろ、織」
びくん、と織が震える。
織はいやいやと首を振っていたが……玉桂の言葉には逆らえなかった。裸の体をゆっくりと起こして、玉桂の前で膝を合わせて座る。そして、鈴懸の視線からぐっと顔をそらしながら……胸に両手をあてた。ぐっと肉を真ん中に寄せて無理矢理に谷間をつくると、胸を突きだして玉桂の口元に乳首を差し出す。
「ふふ、織はこうしていつも私におっぱいを吸わせているのだぞ」
「……っ、」
「ほれ、織……いつものようにねだってみろ」
「……っ、……私の……おっぱい……いっぱい吸ってください……玉桂さま……」
「くくっ、ははは、いい子だ、織……!」
鈴懸の目の前で淫らな「おねだり」をできた織に、玉桂はご満悦。高笑いをすると、差し出された乳首を思い切り指で摘んで引っ張った。
「ひぃっ……!」
てっきり口で吸われるものだと思っていた織は、突然の刺激に耐えられず甲高い声をあげてしまう。ゆらゆらと揺れていた織のものはびぃんっ!と跳ね上がるようにして完全に勃起して、もう一度ぎゅうっと強く乳首を引っ張られると同時に……
「いやぁ……!」
ぷしゅっ……! と小さく潮を吹いてしまった。
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