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千歳の章6(3)
「あっ……」
鈴懸の大きな手が、織の脚を掴む。そしてぐっと持ち上げ、大きく開脚させた。ぬれぬれの秘部が思い切り晒されたものだから、織は恥ずかしくて顔を赤らめたが……抵抗しない。この体は全て、鈴懸のものなのだから。どんなに恥ずかしいところも、鈴懸の前で隠すことは赦されないのだ。
「持ってろ」と指示されて、織は膝を抱え、自らの脚を開く体勢を維持する。「もっと見せろ」と言われれば、恥じらいながら腰を突き出すようにして、くぱぁっと開いた孔を鈴懸に差し出した。
「綺麗だ、織。恥らうな。おまえのここは、花みたいに綺麗だ」
「そん、な……むり、鈴懸……恥ずかしい……ソコ、そんなに……見ないで……」
「泉では自分から見せてきただろ。なにを今更」
「ちがう……そんなに、顔を近づけて……じっくり、見ないで……ソコ、そんなに、綺麗なんかじゃ……」
「綺麗に決まってるだろ。俺を受け入れるための孔だぞ」
「……っ、!」
アソコを間近で観察され、羞恥を覚える織。しかし。その可愛らしい孔を「鈴懸を受け入れるための孔」だと言われた瞬間。孔が一気に鈴懸に反応する。ヒクヒクッ、ヒクヒクッ、と激しく痙攣し、なかがぎゅーっと締まる。織もその言葉が嬉しかったのか、急に競り上げてきた強烈な快楽を、すんなりと受け止めた。
「あっ、あっ、――、ぅ、っ、んんっ、」
鈴懸は織の尻を掴みながら、イキだしたアソコをじっと見ていた。自分の精を注ぎ込むための孔が疼いている様子は、ひどく可愛らしい。優しげに、鈴懸は織のイキ姿を見守っている。
「可愛いぞ、織……俺の、織」
「す、ずかけぇっ、……あっ、あぁ――……! ぁあっ、あー……っ、」
まだ、触られてもいないというのに。織は、孔をぎゅーっと締めながら、潮吹きをしてしまった。ぷしゅっ、ぷしゅーっ、と勢いよく吹き出た潮吹きは、織自らの体にかかっていったが、織は自らの潮まみれになっていっても嫌がる様子もなく、むしろうっとりとした様子だった。この潮が、鈴懸への想いが爆発して溢れた潮だからだろう。とろん……と鈴懸の優しい顔を見ながら、顔に潮を浴びていた。
「すず、かけぇ……」
「んー?」
「もっと、……言って、……「俺の」って、……もっと、……」
「……はは、おまえ……どんだけ可愛いんだよ、……愛しい。愛しいよ、俺の織。おまえは、俺のだよ。織」
「――……ッ、は、……すずかけ、……~~っ、」
ぱたぱたと潮の雫を飛び散らせてイキ続ける織。鈴懸はそんな織を愛おしげに見下ろしながら、ゆるりと尻を撫でる。
「俺の、織……もっとイケよ、……俺におまえの可愛い声を聞かせろ……」
「は、っ、……ぁ、あっ、……それは、だめぇっ、……すずかけっ、……あっ、……は、ァ、~~ッ」
鈴懸が、織のアソコに顔を埋めた。流石に羞恥を覚えた織は、慌てて制止をかけたが――じゅ、とソコを吸われて、ビクンッ! と大きく腰を跳ねさせてイッてしまった。
「あっ、はぁんっ、そこっ、だめっ、はぁ、あ、ぁあ、あ……はァッ、――、おゆるし、ください、……だめぇ、……ぁあ、あ、だめぇー……」
織のソコは、織のモノから溢れ出した蜜でびっしょりだ。舌を這わせれば、芳しいメスの香りがぶわっと口の中に広がる。甘く、それはそれは甘く、そしていやらしい……そんな、織のメスの匂い。一度味わってしまえば、それは媚薬のように……雄を誘い続ける。
鈴懸は誘われるがままに、ソコを舐め続けた。舌先でつるんとした孔をぐりぐりと刺激し、そしてゆっくりと孔の形をたどるように……ぬろーっ、と舐め上げる。織の蜜と鈴懸の唾液が合わさって、それが織の尻の割れ目に入っていき……それもまた、織にとっての甘美な快楽となる。
「あぁ……あぁあ、……そんな、ぁ……だめぇ、……だめ、……はぁん、……すずかけぇ、……はぁ、……ぁあん、……」
神である鈴懸に、あらぬところを舐められる。その背徳も相まって、織はすさまじいほどに感じていた。しっかりと愛撫されたソコはすっかりやわらかくなっていて、くぱくぱと孔を閉じたり開いたりしながら雄を欲しがっていた。
「可愛い、織……はやく、……挿れたい、……」
「いれて、……いれて、っ、……すずかけ、……はやく、あなたの、……ほしい、……」
「でも、まだ、……」
「はやくっ……!」
ぐしょぐしょになった織のアソコ。鈴懸はそれでもほぐしたりないと思っている。それほどまでに、鈴懸は織を激しく抱きたいのだろう。理性も効かないほどに、溢れているのだ。
しかし、そんな鈴懸の気遣いはかえって織にとって辛かった。ヒクヒクと疼くソコに今すぐにでも鈴懸のそそり立つものを突き立てて欲しかった。
織は自らの尻たぶを掴み、ぐっと開く。そうすればアソコに溜まった蜜がしとどに垂れてきた。くぱっと開いた孔を鈴懸に見せつけながら、織は鈴懸に乞う。
「おねがい、すずかけ……はやく、ひとつになりたい、……焦らさないで」
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