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No. 04
春の女神が大地を踏み鳴らす豊穣の祭り。女神を模した人形を抱えるのは若き教皇。今世の夫に導かれ、女神の足は大地を駆け回る。力強く、リズミカルに。母なる大地の目覚めの為に。
昼間大地を駆けた足は、今は大きく割り広げられ宙を駆けている。
「ああああっ!」
悪いな、女神。コイツは俺のだ。
一際深く突き込むと甲高い嬌声が迸った。
「こんな、許、され、ない」
「ならば止めるか?」
「!」
嘘はつけまい?神にも、己にも
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