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頑張れゆかりん(R18)
「・・・ぁの、巽 くん?」
「何だ」
「こ、この体勢は、なんなのかなぁ?」
放課後の誰もいない教室。
俺はなぜか、机の上に押し倒されています。
「何って・・・ナニされるか想像つかねぇ?」
「つ、つかない・・・つきたくない」
だ、誰か助けてぇ~っ!
ゆかりんがピンチですよぉ~!
「ね、放してよ、ちょっと落ち着こうよ?ね?」
「無理。お前可愛過ぎ」
「ちょ、ちょっと・・・っ、んんーっ」
またちゅーされてるしぃ~っ!
今日1日で数えきれないくらいされてる。
ずっと付き纏われて、隙あらばキスしてくるんだよね・・・。
「んんぅ・・・ふ・・・ゃめ・・・っ」
こ、こんな事になるなんて・・・。
今まで平和だった分、こおゆう事態の対処法がわからない。
押し返そうともがいてみても、巽くんは俺より強いらしくてびくともしない・・・。
「・・・んゃ・・・っ、んふ・・・たつ、み、く・・・っ
「・・・お前、煽んの上手いな。今までそれで困んなかったのか?」
「ふぇ?べ、別に、今ほど困った事態に陥った事はなかったよ・・・?」
君さえ現れなければ、俺の高校生活は平和そのものだったんですよ?
俺の平和を返してくれ・・・。
「ちょ、重いぃ~っ!退いてよぉ」
「嫌だ。けど机の上じゃ可哀想か。縁 、初めてだろ?」
「は、初めてって?」
「初めてだな。じゃあ俺の部屋行くか」
巽くんは、ちゅっと俺のおでこにキスをしてから、腕を引いて立たせてくれた。
はぁ、やっと解放された・・・。
「行くぞ」
「へ?え、ちょっと!?」
掴まれていた腕はそのまま引っ張られ、俺の分の鞄も持った巽くんに連行される。
い、行くって何処へ?
「た、巽くん、どこ行くの?」
「俺んち」
「え、俺も?何で?俺、自分ちに帰りたい・・・」
「だめ。お前を今日中に俺のもんにする」
お、俺のもんに、する?
それ、どおゆう意味ですかぁ~?
嫌な予感がするんですけどぉ~?
と、止まってぇ、放してぇっ!
「あ、あの、さ、巽くん、ほんとに放して・・・」
「何だ、恐いのか?」
「はっ?べ、別に、こ、恐くなんかないよっ!」
嘘です、何か分かんないけどすっごく恐いです・・・。
に、逃げたいっ!
でも巽くんの力が強過ぎて腕を放してもらえないぃっ!
あ、痣になっちゃうかもよぉ~?
「巽くん、腕、痛い・・・」
「放したら逃げんだろ」
「ぅぅ・・・に、逃げないから、ちゃんと付いてくから、放して?」
「・・・逃げたらその場で犯すからな」
「ぉ、おかす・・・」
それって、もしかしなくても、危険な意味ですよね?
男相手に使っちゃだめな言葉ですよね?
いや、女の子相手にも使っちゃだめだけど・・・。
「たたたつみくん、ぁ、あのさ、もしかしてさ、俺のこと、ゃ、ヤろうとして・・・る?」
「何だ、わかってんじゃん」
振り返りながらにやり、と笑う巽くん。
・・・こここ恐いぃっ!!
「ひぃっ、や、やだぁっ!」
「往生際が悪いなぁ」
結局、腕は放してもらえず、ついに巽くんの住むマンションに到着してしまった。
どおやら彼はここで独り暮らししてるらしい。
ずるずると引きずられ、エレベーターに乗せられる。
「ね、ねえ、まじで、見逃してくださいっ!放してくださいっ!何でも言う事聞くからぁっ!」
「何でも?じゃあ、イイ声で喘げよ」
「いやあぁぁっ!?」
部屋に押し込まれ、寝室へ連れて行かれる。
掴まれていた腕を放されると同時に、ベッドの上へと突き飛ばされた。
「ぁっ、ぅゎっ・・・ぃた・・・ひぃっ!?」
慌てて起き上がろうとする俺に、巽くんがのし掛かってくる。
びっくりして見上げると、巽くんは完全に捕食者の眼になってました・・・。
「ぃ、や・・・やめ、やめよぉよ、まじで・・・っ」
「無理。良い子だから暴れんなよ?」
「や、やだあぁっ!」
シャツのボタンを外され、ベルトも外される。
いや、ちゃんと抵抗してるんですけどね?
巽くんの方が力も強くて、全然歯が立たないんです・・・。
「ちょ、ま、まっ・・・ひやぁっ!?」
ち、乳首、舐められてるぅっ!
ひぃっ、やだぁっ!
「んゃっ、たつみく・・・んんっ、ゃめ、てぇっ」
「ここまで来てやめんのは馬鹿だろ。いいから大人しくしてろって」
「ひぃうっ!?」
ななな何っ!?
いつの間にかズボンが下着ごと下ろされてて、巽くんの指が・・・指がぁ・・・っ!
「ぃやあっ!なっなにっ!?ぬるって、なにぃっ!?」
「ローションだよ。おら、脚閉じんな。縁、こっちに集中しろ」
「ぇ?・・・んぅっ、んっん・・・ふ・・・っ」
今日1日でしっかり覚えさせられた巽くんとのキス。
それの、長くて深くて甘ったる過ぎるバージョン。
もお、おしりにされてる事とか気が回らなくなっちゃうよね・・・。
「んん・・・んく・・・ふぅんっ、・・・んぁ、ゃ、んふぅ・・・っ」
ぼーっとしてきた・・・。
で、でも、このまま流されちゃだめだ・・・。
何とかして逃げないと・・・。
「・・・ん・・・んっ、たつ・・・ふゃ・・・、も、ゃめ・・・っ」
「指、3本入ったけど?」
「ふぇ?・・・んひゃあっ!?」
ナカで指がばらばらに動く。
さ、3本って・・・、まじですか・・・?
「ぅや・・・っ、ぬぃてっ・・・ゃっ」
「いいけど、指抜いたら俺の突っ込むよ?」
「やだぁーっ!」
「ならもう少し慣らそうな」
「ひぁあ・・・っ」
もお、どうしたらいいの・・・。
既に逃げられる状況じゃなさそうだよ・・・。
俺、このままヤられちゃうの・・・?
「ゃぁ・・・な、で・・・ぉれ、なのぉっ?」
「ん?一目惚れしたから。お前、可愛過ぎ。誰かにヤられる前に俺のもんにしとかないとな」
「なっ・・・、かって、に・・・じぶんのに・・・っ、す、んなっ!」
「俺じゃ不満?」
巽くんが真剣な顔で覗き込んでくる。
ふ、不満かと言われましても・・・。
巽くんは格好良い。
今日1日付き纏われて分かったけど、優しいし、よく気が付くし、頭も良い。
・・・悪いとこ、ないじゃん。
「縁の事、一番に大事にするから、俺のもんになってよ」
「・・・ぅ、ぅぅ・・・・・・」
そ、そんな真面目な顔で、そんな事言わないでよ・・・。
俺たち、今朝会ったばっかりなのに、うんって言いたくなるじゃんっ!
「だ・・・だ、め・・・・・・んぁっ」
おしりからいきなり指を抜かれた。
あ、諦めてくれた・・・?
「だめ、じゃない」
「・・・ぇ・・・・・・ぅあっ!?」
熱い、のが、入って・・・っ!?
「ぁぅ・・・ぃ、やぁ・・・」
「お前は、俺のだ。愛してるよ、縁」
「ひぁああああっ!!」
痛い痛いいーたーいーっ!!
やだぁっ、俺、巽くんにヤられてるうぅっ!
「ひ・・・ぃた・・・ゃ・・・っ」
「痛い?初めてだしな、ごめんな。でも、すぐよくなるって」
「んっ、ぁあっ!ゃ、うご・・・ゃあっ!」
忘れてた、巽くんは何でも強引なんだった!!
もお、腕力で勝てない時点で俺が逃げられるわけがないし・・・。
そう思ったら抵抗する気がなくなった。
どうせしても無駄だったし。
「ぁっ、あんっ・・・、ひぁあっ」
「縁?諦めて俺のもんになる気になった?」
身体から力を抜いた俺に、嬉しそうに聞いてくる巽くん。
・・・はい、諦めましたよ。
「ん・・・っ、ゎかった、から・・・ゃさしく・・・してよぉ・・・っ」
「縁・・・っ、わかった、べったべたに甘やかしてやるよ」
「ふぇぇ・・・っ」
にっこり笑った巽くんの顔が、格好良い筈なのに、すごく恐く感じたのはなぜだろ・・・。
こうして、俺は巽くんのものになってしまったんだけど・・・。
ヤられてばっかじゃ悔しいし、『完璧な良い男の巽くんを下僕にするぞ計画』をひっそりと企てる事にしたのだった。
・・・ま、負けないもんっ!
end
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