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△2.lovesick
それでも真木と一緒にいられるなら嬉しいし、真木の色んな表情を見たい。それって相手が好きな人なら当然のことだよな?
なのに今日は一緒に下校できないなんて!!
「さいっあく!!」
机の上に置いた日誌に突っ伏して廊下側をなんとなく眺める。
「えっ? あれ?」
暫くの間ふて腐れていると、見知った人影を見たような気がして顔を上げた。
オレが見た人影っていうのは……。
オレよりも頭ひとつ分背が高くて薄い唇をいつもへの字に曲げている、真木 賛。
うん、今日が最悪っていうのは前言撤回しよう。風邪で苦しんでる相方には悪いけど、真木に会えるなんてラッキーだ!
「真木!!」
教室を飛び出してさっき目にした人影まで走る。
そうしたら、やっぱり見間違いなんかじゃなくて、真木がいたんだ。
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