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△2.mostory sunny time to time heavy rain

 そんなオレたちに声を掛けてきたのは、桜庭 悠陽。  彼は足が長くて高い身長は元より睫毛長いし細身だ。ルックスはモデル並み。格好いいというよりは綺麗系になるのかな。相変わらずイケメンだ。  こうしてオレが桜庭といるだけでも周囲からの鋭い視線攻撃がおぞましい。 『羨ましい』とか『親しげに話すなよ』とか。  回りの視線が手厳しくても桜庭と普通に話せるのは、やっぱりオレが好きなのは真木で、桜庭じゃないからだ。 「あ、うん。オレはほら、風邪で休んでいる委員長の手伝いをしている真木の手伝い」  手伝いの手伝いってなんか可笑しいな。  そう思いながらも質問してきた桜庭に説明する。 「へぇ、小枝優しいな。俺、そういう奴、好き」 「へへっ、ありがとう」  やっぱり桜庭は思ったことを素直に発言する良い奴だ。他人を好きだなんてすぐ言えちゃうのがその証拠。  だからかな。真木が桜庭と仲が良いのも。

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