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第128話※
「そっか……佐奈も勉強したんだな。でも大丈夫。無理強いはしないから。初めてだし、いきなりは佐奈も辛いしな。今日は慣らすことからにしよう」
優しい優作は佐奈の顔中にキスの雨を降らせ、佐奈の気持ちを宥めていく。
佐奈自身、優作のその言葉に幾分と気持ちが落ち着いた。
「優作……ごめん」
「謝ることじゃないだろ? 佐奈の気持ちを無視してまでヤって、嫌われたくねぇし。何より佐奈には気持ちよく感じて欲しいからな」
「あっ……やっ!」
竿を緩く握った上に、最も敏感な部分である鈴口に親指を軽く捩じ込まれ、痛みの中から生まれる快感が、脳天まで突き抜けていく。
そして優作は昨日同様、躊躇いもなく佐奈のペニスを口に含み、愛撫をしていった。
昨日も佐奈は思ったのだが、優作はフェラチオは初めてのはずなのに、的確に佐奈の〝良いところ〟を責めてくる。
同じ男ということで、気持ちいいところは分かるのかもしれないが、これも色々な経験を積んできたから為せる業なのだろう。
これにも佐奈は少しの嫉妬を覚えた。
過去に優作と肌を重ねてきた女性たちから、こんな風に愛撫を受けたりしたのだと思うと、胸がモヤモヤとするのだ。
今さら嫉妬しても仕方ないとは分かっていても。
「佐奈……集中して」
「あっ……優作……」
指摘され、優作に視線をやった時、いつもより濃い碧とぶつかった。ずっと佐奈を見ていたことが分かり、佐奈の顔が一気に朱に染まった。
些細な表情も見逃さないといった優作の紺碧。そしてその視線が、ぷっくりと硬く育った二つの赤い実に移った。
散々弄られジンジンと疼く実が、佐奈の目にもいやらしく映る。
──早く食べて。その舌で掬って、口内で転がして欲しい。
そう訴えているようで、佐奈はそれを否定しようと逃げを打つように腰を捻ろうとした。
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