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第133話※
「はぁ……んぁ……ゆう……イク……あぁ!」
前立腺を刺激されながら前も扱かれ、佐奈は二度目となる白濁液を腹に撒き散らした。
「佐奈」
優作の甘いキスを受け止めながらも、全身の気だるさが尋常ではなく、佐奈は指一本動かすのも億劫だった。その中で、ある場所だけが卑しくひくついているのが分かる。
熱くて蕩けそうで、そして物足りなさ。
「今日はこの辺にしておこうか」
優作が優しく佐奈の髪を撫で、微笑む。 その表情とは全く似つかわしくない下腹部。
優作の雄は全く萎える様子を見せず、血管が浮き出る程にガチガチになっている。それを見るや、佐奈の秘孔は益々と熱く疼きだす。
「……優作」
「ん? どこか辛いか?」
優作へと伸ばした佐奈の手のひらに、優作の唇が押し当てられる。
「ううん、辛くない……けど熱い。お……お……」
「お?」
佐奈の言いたい事が何かを考えていた優作だが、直ぐに分かったのか「ここ?」とその場所を指で撫でてきた。
「あっ……」
ビクリと佐奈の身体が反応したことに、優作は満悦な笑みを浮かべて再び指を挿れてきた。
中を掻き混ぜられると、余計に疼きが酷くなるばかり。
その疼きを解放出来るものが何なのか。もうその答えは分かっていた。
「あっあぁ……優……作」
優作の名を呼びながら、佐奈の身体は艶かしく腰がうねる。白く透き通るような肌には、幾つもの赤い華が散っている。
それが更に淫靡で美しい。
「佐奈……あんまり煽らないでくれ……」
「優作……い……れて」
「……え?」
優作の指が止まる。
驚いた表情で固まっている優作の手首を佐奈は掴む。
「指じゃなくて……優作の……」
言葉にすることが少し恥ずかしく、佐奈は目線で優作に訴えた。
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