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24-じれじれ[早くっっ!]2

「んはぁ……」 真矢のイケメンボイスに反応して、いやらしく収縮を繰り返してしまう穴に、ぐっぐっと深く押し込まれる。 「ンァあ……ぁっ……!」 ズクンズクンとこすられてジュワンと濡れるような快感を知った。 はぁ……ナカが熱い。 「入った」 「ん……」 真矢に夢見るような笑顔でキスをされる。 それに応えるオレも、きっと似たような顔をしてるんだろう。 「あぁふ…んぁ……ぁあはぁ」 真矢の小刻みな動きそのままに小刻みな喘ぎがオレの口から漏れる。 その口をキスで塞がれても、今度はキスに甘く喘いでしまう。 「もう……動いても大丈夫?」 あ、なんで小さくしか動かないのかと思ったら……。 オレの身体を気づかってくれてたのか。 「ああ……動いて真矢の好きにして。中はもうすっかり真矢になじんだから」 「っっ……そんな可愛いこと言うなよ。もう……ヤバいな。好きにして……とか……そんなロマンすぎる」 オレの肩に頭をスリスリすり付けながら震えている。 けど……ヤバいのはこっちだ。 「んんんんっっ」 真矢のサラサラの髪が耳や首に当たりくすぐったい。 そして、そのくすぐったさが快感に直結する。 「あちょ……あんまり締めないで」 「んんっ……気をつけるけどっ、そんなコントロール……あんま……無理」 ん?……なんだよ。 必死に要望に応えようとしてるのになんで笑ってんだ。 「ふっ。ごめん。そうだよな……」 「笑うな」 「ん……ふふっ。笑わないよ」 笑ってんじゃねぇか。 ズリュ……。 そんな音が聞こえそうなほど大きな動きで、真矢の熱いモノを抜き差しされる。 「んぁア……」 甘い痺れに何度も襲われたまらない。 中をすり立てられるたび、ジュワンジュワンと快感があふれる。 「ン…んんぁあっ……ぁっ……ぁあっ……」 おかしい……。 こんなはずじゃなかった。 真矢も気遣ってくれてるとはいえ、初めてだし、もっとツライだろうと思ってたのに。 「あ……ぁああふ…くぅ…ふぁ……」 我慢しようと思うのに小さく声が漏れる。 「あぁ…あアっ!ンァ……真矢ぁ」 ……最初っからこんなに気持ちがいいとか……恥ずかしい。 セルフで開発しすぎ……とか思われなきゃいいけど。 だんだん声が抑えられなくなってきた。 軽々とオレの腰を抱えた真矢が、首を伸ばしてぷっくりと腫れた乳首に舌を絡めて唇ではんだ。 「ぁあっっ………っ……んくっ!」 大きな声が出そうになって、とっさに自分の指を噛む。 けど、真矢に優しくその指を外された。 「……可愛い声、もっと聞かせてよ」 そういう真矢の声がエロい。 誉められて嬉しいけど、この声にやられて……。 「ンァ……ぁっ……ぁっ!」 間違いない。 後ろの感度がレベルアップしてる。 いや、真矢がちょっと上手すぎるんじゃないか。 「ああっ……んーっんーっ!ま、真矢っ。なんで?んぁ……はぁんん!きもちいいっ」 「そう。うれしいな」 そういうことじゃなくって、なんでこんな上手いのかって……。 いや、こんな状況で余計な詮索をするのも……。 「はぁっ……サヤちゃんの反応が良すぎて、もっていかれそうだ」 荒い息で乱れる艶声を耳のそばで吹き込まれると、脳まで犯されてる気分になる。 そして反応良すぎな身体は、オレの意志を無視して、さらなる快感を求め、うねり、ヒクつく。 「ん…はぁっ…。眉をぎゅっと寄せてるから、ツライのかなって思ってたけど……」 「ツラくないっ。イイっっ!真矢っ信じられないくらいイイっっ。オレっ初めてなのに」 「そっか、コレがサヤちゃんのヨガり顔か……。泣いてるみたいで可愛い。守ってあげたくなる」 「ああっ…んぁん‥‥真矢ぁっっ!」 守ってって、何言ってんだ。 オレなんか守ってもらわなくても。 ……守ってもらわなくても。 真矢の身体の下でこうやって、あられもなく喘いで欲しがって、それをこんな愛おしげな目で見つめられて……。 もうすでに守られてるみたいだ。 「真矢っっ。好きっっ。んぁああっっん……好き」 「ココ?いいの?」 そう言って浅いところ押し付けるようにクイクイと刺激する。 「あぁっっ!んくぅ…アはぁっっぁ、ぁあっ。ちが、違うっっ」 「違うって言いながら、すごく気持ちよさそうだけど」 「イイっけど…アっっあふぁん!そ…じゃなくて。好きぃっっ真矢が好きっっ。好きだからっ。すきっ……す…んんンァ」 「…………」 ちょっと沈黙したと思うと、そのままオレをぎゅっとかき抱いて、激しく腰を動かし始めた。 「んぁっ…あひっっ!んん!ンっっっふ!くぅっあ!」 「はっはっ。サヤちゃん今のは…キた…。はぁっ。サヤちゃん。かわい……もう可愛過ぎる。なんだこれ…本当可愛い」 ふれ合う胸から真矢のドクドクという激しい心音が伝わる。 きっとオレの胸が激しく打っているのも伝わっているだろう。 合わさる肌で汗がまじり、互いの熱を高めあう。 突き上げられるたびに、真矢の下腹でオレの猛ったモノが強くこすれる。 もう……イきそうだ。 真矢も……そろそろ? 「はぁっはぁっサヤちゃん、俺、もうイキそう」 生で聞くそのセリフに、カッと頭に血がのぼり、鼻血を噴くんじゃないかと思った。 録音で何度も何度も聞いた。 ヘッドフォンの中で生々しく響く、真矢の『イク……』を聞くたび、ドキドキして、萌えて、自分のモノにふれてたら、一緒にイキたくて勝手に手が激しく動き出してしまう。 しかも今は、自分の手よりよっぽどイイ刺激がナカに与えられてる。 「まやぁ…オレ…のほが…先に…んんぁっ」 イキそう……そう言いかけたところに素早く突き上げられた。 中だけじゃなく、真矢の引き締まった腹に高まりすぎた先端がこすられ熱が弾けた。 「イ………はっくぅっっんンン、んんんっ、んぁっっ」 オレのモノから溢れた液体が真矢の腹を濡らす。 言葉半ばでイってしまったけど、ずーっとイキたくてイキたくてイキたくて我慢してたんだからしょうがない。 よくがんばったよ。オレ。 目の端が涙でちょっと濡れていた。 「あひっ…ひアん!」 放出の余韻に浸る間もなく、激しく突き上げられる。 「はぁ…サヤ、ちゃん、ゴメン。も、すぐイクから……っっ」 「んっ……すぐとか、いいから。真矢の好きにしてく……んンぁっ!」 とは言ったものの、イったばかりで過敏になっているモノが腹で容赦なくすりたてられてキツイ。 「ああ、もう、また…可愛いって…っはぁっはぁっ」 「はぁっっん、真矢ぁ…アっんん……」 熱くて痛いくらいの快感に頭がおかしくなりそうだ。 でも、普段澄まして優等生ヅラしてる真矢が、オレのナカで気持ちよくなって色っぽい顔で、必死に腰を動かしてる。 そんなことに、ひどく興奮する。 「ぁ……ぁああん……ぁあっんぁ……」 真矢にもっと喜んで欲しい。 そう思うと、過ぎた刺激でキツイのに、バカみたいに可愛らしく甘ったるい声になってしてしまう。 ……でもダメだ。甘えた声出すと、心まで甘えモードになっちまうから。 「イクよ……サヤちゃん 熱を帯びた、真っ直ぐな目が潤んでいる。 「ぁんんんん……真矢ぁぁぁ……来て」 ……ああ、もう。 ……………………好きだ。 ぐぐっと押し込むような動きの後に、小さく揺さぶられた。 「んっ……ぁっ…ぁっ…ぁっ…真矢…まやぁっ!」 「……イク…サヤちゃん…サヤちゃん」 ナカに圧と熱を感じた。 多分……イった。 初めてだし、ゴムつけてるし、よくわからないけど、でもなんか……よくわかんないのにすげぇ心が震えた。 真矢がグッタリと脱力してオレの胸に伏せ、いたわるように肌をなでてくれる。 汗ばんだ手から、オレを本当に大切に思ってくれてるんだって伝わってきて……感動してるのに……顔が……。 はぁ、真矢が、顔を伏せてて良かった。 最後に『イクよ…サヤちゃん』と、名前を連呼されたせいで、ニマニマが止まらない。 もしオレの上に真矢が乗っていなかったら、今頃、かつてないくらいの勢いでベッドの上でゴロゴロバタバタしてるはずだ。 甘えたい気持ちがあふれて、だけどだらしない顔は見られたくなくて、オレは視線をさえぎるように真矢のサラサラの髪に指をからませた。 頼む。 このニマニマが治まるまで、もうちょっとだけぐったりしててくれ、真矢。 はぁ…………。 でも本当、真矢の声……カッコ良くってエロくて甘くて……。 あの声だけでイケそうだった。 いや、時々頭がスコンと真っ白になった、アレはもしかしたらイってたのかもしれない。 間違いない。 オレにとって真矢の声は……媚薬だ。

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