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そうだ。家出しよう。十八
ジーンズを脱がして白い足はむき出しになると、俺はただただ楓に触れたくて止まらない恋情に困惑するばかりだった。
「ごめん。トイレで抜いてくる」
「えええ。なんで?」
「一回、落ち着かないとやばい」
二回目の楓に、無理をさせたくない。
のに、起き上がった俺を楓が掴む。
「手で擦ればいいんですか?」
「――だから、楓じゃ駄目なんだって」
「私じゃ性的興奮がしない?」
するすると、上の服を捲って臍を自分でなぞって誘う。
「――興奮しないんですか?」
めくって、薄く染まるピンク色の乳首が見えた時、多いかぶさった。
脱ぎながら、何度も舐めて噛んで、楓が頭を胸に押さえつけるのでそのたびに舌で触れる。
もう止まらなかった。
お互い下着一枚になって、キスしながら下着越しに押し付けて刺激を与えていくと、楓の息が甘く乱れいく。
服を中途半端に脱がすと、両腕に引っかかり、楓が体をもじもじと動かし羞恥で赤く染まっていく。
「ちゃんと、脱がせてください」
「でも、――興奮してるだろ?」
下着の上から、先走りで濡れて押し上げているペニスの先端を親指で擦る。
すると、つつーっと先走りが糸を垂らして親指に絡みついた。
何度も親指で先端を刺激すると、服で拘束された手を動かしながら嬌声を上げる。
舌で舐めると、硬くなったペニスの形に濡れてラインが浮き出て、可愛い。
「紫呉さん、酷い、です。動けないのに」
「服ね。ほら」
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