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伸ばされた手に頬擦りして。四

ぐりぐりと太ももに当った熱に、息を飲む。 凶器のように重く熱いそれが、太ももに押し付けられると身体がざわつく。 太ももの間に片足を沈ませていた紫呉は、両手を布団に下ろすと今度は太ももを大きく開かせて、その中に納まった。 足を曲げてると、着物の合わせも左右に流れおちて、下着も脱がされて露になった中心が丸見えになる。 そこに紫呉は高ぶった自分の熱を押し付けながら、再び覆いかぶさってきた。 「楓の先端も、濡れてきてる。俺の下着が湿ってきた」 「なっ……ぬ、いで。紫呉さんも脱ぎなさいっ」 足の間に座り込んだ紫呉を見ると、甚平を持ち上げて膨張しているそこが分かった。 服の上からでも分かるほど大きい。 「楓、脱がせてよ、ほら」 両手を掴んで上半身を起こし、彼の腰をつかまされた。 「……っ」 「膝たちになるから、太ももまで降ろして」 「こ、子どもじゃないんだから自分で」 「さっきは俺のこと、可愛い子どもって言ってたじゃん。俺も楓を脱がすから」 帯の端を掴むと、しゅるしゅると引っ張られた。 はらりと合わせが落ちて、胸が露になってしまう。 隠したいのに、両手は彼の腰を掴んだまま。 「し、紫呉は意地悪です」 羞恥で視界がぼやけたが、覚悟を決めて彼の下着を下ろす。 すると勢いよくぷるんと飛び出てお腹でバウンドし、紫呉が豪快に笑った。 「楓が可愛いから、俺のちんこ、余裕ねえな」 「下品すぎる! しかもお腹に当るなんて、オバケです!」 実際にこんな場面に直面すると、驚くことしかできない。 というか、むわっと広がる匂いと熱が、卑猥すぎる。 思わず唾をのむ。お化けと言いながらも、自分も酷く興奮していくのが止められない。 「で、楓は? 下着は脱がしちゃったけど、そこ、どうする?」

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