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ぴろーとーく
「よいしょっと」
布団をかぶって楓の上に倒れ込む。
楓も息を整えながら俺を見上げた。
「あの」
「うん」
「も、抜いていいのでは……?」
達してしまったが、温かい楓の中から出たくなかった。
だが楓は耳まで真っ赤にして、未だに中に残る違和感を恥ずかしそうにしている。
「ごめんね。痛くない?」
「痛くはないのですが、……イチゴオバケの形に広がりそうで、怖いと申しますか」
あわあわしている楓のために仕方なく抜くと、スキンも外して硬く縛る。
あとで見えないように捨てないとと、どこに置こうかきょろきょろしていると楓が小さく笑いだした。
「何?」
「いえ。それの処理が面倒そうなので、スキンなしもしてみたいですね」
「はあ?!」
めっちゃくちゃしたい。
いや、中に出す方が面倒なのに。いや、中に出さなければいいのか。
でも楓に締め付けられて達したいじゃん。じゃない。
俺の胸がざわざわしているのは、そんな意味じゃない。
「変なことを言いました?」
「……また抱いても良いって意味だよね。嬉しい」
ごろんと隣に突っ伏すと、楓は頭を撫でてくれた。
達したせいか、眠気を誘われてしまう。
「はい。また紫呉に愛されたい、です」
背中にしがみつく楓が、小さく泣く。
「こんなに単純なことだったんですね」
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