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「変なこと考えてないで、僕の帰りを大人しく待っててよ」 「あ、ア、…わ、分かりました。分かりましたから…柚さんッ」 「ほんとに分かったの?」 「分かったァ…!お願い、もうヤダ!動いて…!」 「…もう、ワガママなんだから」 バシャっと湯が揺れる。俺達の動きに合わせて浴槽から溢れて床を濡らして行く。 挿入したまま腰を持ち上げられて前のめりになり両手を浴槽の淵に掛けた。いわゆるバックの体勢になり下半身が湯船から出る。温かい湯から出たというのに、繋がった部分だけ未だお湯の中にいるように熱く、意識せずにはいられない。 「あ、あ……」 敏感になった内壁をエラの張った箇所がゆっくりと引き摺りながら出て行く感触に、髪の毛が逆立つような鳥肌が立った。 今でも柚さんのが適正サイズだとは思わないが最初に比べたらまだマシになった方だと思う。形に慣れるってこういうことなのかな。 なんて思っていると急激に襲いくる衝撃。腹の奥を突き上げられるような、とてつもない甘い衝撃だ。 「ンンン…ッ!」 「もうちょっと、…動かずにいたかったんだけどなあ」 「アっ、あ……んやあ」 喘ぎ声がバスルームに反響して羞恥にきっと顔は真っ赤になっているんだろう。突かれるたびに内臓が押し上げられる感覚に陥るが、同時に癖になってしまっていた。 「柚っ…さ……気持ち、いい!です…ッ」 「僕も。純希くんの中、狭くて、熱くて、たまんない。ずっと挿入(はい)ってたいよ」 「う、嬉ッ……し、ア」 肌と肌がリズミカルにぶつかる音。吐息。全てが俺を興奮させてくれる。どんな美少女よりも可愛い柚さんが、俺の中で気持ちよくなってくれてるなんて最高の興奮材料だ。掴まれた腰は強く求められているみたいで嬉しくて、ドキドキと胸の鼓動がうるさい。 「俺イ、ちゃ……うッ」 「んっ…相変わらず早いねえ。とりあえず一回抜いとこっか」 腰を掴んでいた細くて綺麗な指が、熱り立つ俺の前へと触れた。

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