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家庭教師と僕 4
「もしもし、先輩?どうしたんですか?」
それはサッカー部の先輩である佐々木先輩だった。
爽やかな好青年って感じの先輩で、後輩に優しかった。特に同じ中学だったためか、よく遊びに誘ってくれる。
「え?今からですか?……あー今、勉強してて……はい。いや、テスト終わったらまた誘ってください。……ありがとうございます。先輩も勉強してくださいね!……はい、それじゃあ」
テスト期間なのに遊びに誘ってくるなんて、佐々木先輩余裕なんだな。そう思いながら、電話を切った。
「十和ちゃん、今のだーれ?」
要はニコニコと聞いてくる。けど、なんかいつもの笑顔と違うような……。
「部活の先輩だよ」
「親しそうだったな」
今度は昴が呟く。表情もさっきと違い、少し怒ってるような……それに言葉も少しトゲがあるような……。
「佐々木先輩っていって、いつも遊びとかに誘ってくれるんだ。サッカーも上手いし、かっこいいし」
「ふーん。十和ちゃん……もしかして、そいつのこと好きなの?」
好き?
「え……好きっていうか、先輩として尊敬しているというか……」
「いつも遊びに誘うって、本当にそれだけだろうな」
昴はジリジリと僕の方に寄ってくる。ち、近い……。美形の圧力すごい。
「それだけって……他にどんなことするんだよ!」
僕が少し怒っていうと、要は後ろから僕に抱きつき、耳をかんだ。
「……っ痛!」
「こうやって、Hな遊びしてない?ってこと」
僕はやっと意味がわかり、顔や体が熱くなった。
「バカ!そんなわけないだろ!!」
「本当か?」と昴は真剣に聞いてくる。男にそんなことするわけないだろ……。
「十和ちゃんさー、俺らがどれだけ心配してるか知ってる?無防備だから、他のやつがどんな目で見てるか心配で心配でたまんないのに……」
どんな目って……
「意味わかんないことばっかり言うなよ……!」
要の腕から逃げ出そうと体をよじらせるも、要の腕に力が入る。
「逃がさないよ。十和ちゃん」
要の真剣な目に、不覚にもドキッとしてしまった。
「ねぇ、昴?約束覚えてるよね?」
「……先にしろよ」
要と昴の訳のわからない会話に戸惑っていると、要の唇が僕の唇に触れた。そこから、舌が入り、ぐちゅぐちゅと濡れた音がする。
「……んんっ……ふぁ……」
僕の声とは思えない、甘い声が漏れる。僕は口内をさんざん舐め回され、やっと解放される。
「ごちそーさま」
要は舌をぺろりと出して、自分の唇を舐める。
「……っ何すんだよ!ファーストキスだったのにぃ!!」
「え、マジで?やったー!」
要は怒る僕に反して、満面の笑みを見せた。
「ってことは、こういうことも初めてってことだよな?」
今度は昴が僕の制服の上から股間を撫でる。
さっきのキスで少しアソコが勃ってしまった……。
男に勃つなんてこと、あるのだろうか。
「勃ってる……」
昴がぼそりと言う。
「わざわざ言うなよ!」
「十和ちゃん、俺のキスで感じてくれたの?嬉しい」
要は椅子に座っていた俺を立たせ、後ろからキスをする。ネチネチとしたキスに僕はくらくらした。
すると下の方で、カチャカチャと音がする。
キスをしながら、下を少し見ると、昴が屈んで、僕のベルトをはずそうとしていた。
「ちょ……っ昴、何して……んん!!」
「十和ちゃん……俺との……ん、キスに集中して…」
要が再び激しいキスをする。その間に昴はズボンと下着を脱がしてしまった。
「かわいいな」
昴は僕のアソコをじっくり見ながら、口に含んだ。
初めてのフェラに体がはねた。
「すば……るっ、あっ!やめて……っ!」
「十和ちゃん、ここも弄ってあげるね」
要は僕の制服のシャツの上から、コリコリと乳首を弄る。感じたことのない快感が同時に体を揺さぶる。
昴は無心で僕のアソコを貪っている。吸われたり、舌で転がされたり…要は乳首をつねったり、引っ掻いたり……あぁ……だめだ……。
「昴……要……僕、僕もうイッちゃうぅ!」
その言葉を合図にするように、昴は僕のアソコをじゅるっと強く吸い、要は乳首をぎゅっとつねった。
「……っあああぁ!!」
僕は白濁した精液を昴の口の中に吐き出した。
昴はごくりとそれを飲み干した。
僕は腰が抜けて、その場に崩れ落ちそうになったが、後ろにいた要がすぐに支えてくれた。
「十和……愛してる」
昴は口のはしについた僕の精液をペロリと舐め、耳元で囁く。
「十和ちゃん……俺もだよ。愛してる」
要は首筋に顔を埋めて、キスしながら囁く。
「十和が可愛すぎて、俺たちのがこんなんになった」
「本当。十和ちゃんあえぐ姿もかわいいよね」
昴は自分で服を脱ぎ、全裸になる。
たくましい腹筋に、下半身には自分の倍ぐらいはあるかと思うくらい怒張したアレがそそりたっていた。
要は僕のお尻にアレを擦り付けてきた。同じくらいの大きさを感じた。
「十和……俺たちのを慰めてくれ」
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