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五
馬鹿みたいに、俺は何度も何度も強請った。
緑も、KENNも、俺に応えてくれて優しかった。
シーツを掴んで快楽を逃れようとすると、その手を握ってくれた。
緑の高ぶったものを、舌で下から上へ掬い上げるように舌で舐めて、口に咥えて垂れてくる先走りを啜った。
ぴちゃぴちゃと音を立てて、先走りを舌で弄るとバッキバキに硬くなっていくのが分かった。
けれど、二人の指でひくひくとはしたなく開かされて、中を何度もローションでぐちょぐちょにされたあとに、押し込まれた熱はKENNのものだった。
「ああっいっ、ガンガン、穿つな」
「あ? 気持ちいいだろ。あんたのここ、何回吐き出してんだよ」
伸ばされた手が、ぎゅっと握ったおれのちんこから、また搾り取ろうと付け根から先端へ強く擦られた。
放った精液で濡れたそれは、水音とともにいやらしく再び硬くなっていった。
首を絞められていないセックスでのKENNの熱は、裂けてしまいそうなほど大きくて熱くて、思考なんてぶっ壊されていく。
「――太陽、お口が止まってますよ」
「ふ、ふぁ、んん――っ」
喉の奥まで押し込められて、息ができなくて苦しくなる。
青臭い液体が舌に垂れると、必死で呑み込んで空気の道を探した。
イく瞬間に、外された目隠しが、俺の心まで丸裸にしていった。
乱れて、よがった俺が露わになって二人は俺を受け止めてくれた。
もう、三人でもいいんじゃねーかと思わず笑ってしまった。
馬鹿で、口だけで、本当は弱い俺に、二人とも傍に居てくれたら俺は満たされるんじゃねーのかと。
自分勝手な夢に溺れて朝を迎えていく。
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