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溺愛×未来 十二

「駄目なんですか。良いじゃないですか。俺が丁寧にしますよ」 「ぎゃー、朝登くんの変態!」 「変態です。男の十割は変態です」 今度は俺が抱きしめて、頬にキスをする。 くすぐったいと笑う涼さんが、動き回るので不意打ちでソファに押し倒し、ポジションを逆にしてみた。 「あ、さとくん……十割って、100パーセントだよ」 「そうです。俺も、涼さんだってエッチな下着穿いてくれちゃうぐらい変態ですし」 「あー! あの下着、あの後どこに隠したんだよ!」 「……隅々まで調べてくらたら、見つけられるかもよ?」 すりすりと太ももを撫でると、涼さんが期待して息を飲む。 下の片付けも終わっていない。 夕飯の準備もまだ。 明日は休みでもない。 なのに、お互い興奮していて止められないのが分かる。 全部後回しにして、今、目の前の恋人を求めている。 「す……するの?」 火が付いたマッチ棒みたいに顔を赤らめてもじもじする涼さん。 可愛い。太ももを股間の方へなぞって、ジーンズ越しになぞる。 ズボンの上からでも、涼さんが期待しているのが分かった。 「涼さんは体の方が正直なので」 「わはは! えっろい! 超えろい!」 じたばた暴れていると、俺に抱き着く際、テーブルに置いたのだろう合格通知が床に音を立てて落ちていく。 「――涼さん、今からエロいことをするのは決定なんですが」 「決定なんだ!」 また、クスクスと笑う。 けれどそのまえにはっきりさせておきたい。 「……専門学校に入りたい気持ちはある?」

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