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本音×ウソツキ 二
信じられない。お風呂入ってないって知ってたじゃ無いか!
その前に、フェラして興奮して汗だって掻いてたのに。
『やっ、朝登く、それ、――やっ』
腕を掴んだと思ったら、鼻が近づいてきて、二、三回鼻で嗅いだ後に……温かい舌で舌から上へ、まるでアイスクリームを舐めるみたいに、舐められた。
死にたい。思い出したら、死にたい。
「朝登くんの変態」
「あの、ごめ。その、せめて朝ごはんはちゃんと食べて。せめてバナナだけでも」
「下ネタ!」
「ちが、誤解!」
慌てる朝登くんに、テーブルの上に置いていたテーブルクロスを投げつける。
信じられない。なんで普通の顔で俺に話しかけてくるの。
「……恋人の別れる原因に、セックスの相性があるらしいね……」
「涼さん、もうしないから。涼さんだって、俺の下着越しに舐めてきたじゃん」
「俺はいいの!」
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