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溺愛×試練 九
子どもが好きではないとか、最低なことを吐露したときも俺の考え方を受け止めてくれたし、それ以降態度を変えたりしていない。
――キスしていいの?
身体が甘く疼く。
うう……。キス、してほしい。
俺も彼とキス、したい。でもキス以上のことは想像を絶する行為で少し怖かった。
シャワーで髪を濡らしつつ、彼の声や体のラインを思い出し妙な気持ちになる。
「そ、そうだ。シャワーで最終洗浄しとこう。たしか、当てるだけでも少しは効果が――」
「涼さん、今、悲鳴あげましたが大丈夫で――っ」
「ひいい!」
朝登くんは、後にこう語る。
ちゃんとノックをして、廊下から声をかけたと。
返事がなかったので頭を打って気を失っているのではと心配したと。
シャワーをお尻に当ててお尻を付きだしていた俺に、のちに語る。
「ぎゃあああああ」
「りょ、涼さん!」
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