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溺愛×試練 十四

「わ、……わかりました」 「何だよ! その悔しそうな顔! 今度君にも穿かせるからな!」 渋々下着を噛んで、口で脱がす。 するとぷるんと顔を出した熱芯から、先走りが糸を引き下着の上に垂れてきた。 完全には起っていなかったが、期待してくれているのは単純に嬉しい。 「なんで口で脱がすんだよ。ふつうに手で脱がしてよ。エロいよ」 パニックになってるところ悪いけど、エロいのは涼さんの身体だった。 欲を言えばもう少し太ってくれていい。湶が浮き出てきそうで心配になる。 「あ、こら」 脱がせた下着をポケットに大事に入れようとしたら止められた。 「俺のために用意してんでしょ。ください!」 「必死過ぎて怖い! 駄目だ。返せ!」 がるるるるとうねられたが、そのままキスして覆いかぶさって誤魔す。 唇を噛み、首筋に口づけるとくすぐったいと苦情が来たが止めない。 「涼さん、抱かれる側でいいんですか?」 いそいそと服を脱ぐ。上手く誤魔化されてくれたらしくて良かった。 「別に妥協したわけじゃないよ。俺の方が年上だから、年上のプライドにかけてリードしてあげるために抱かれてあげるんだ」 「……それは嬉しいです」 リード感が全くなくても、嫌じゃないのならそれだけで嬉しいです。

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