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溺愛×未来

Side:朝登 涼さんとの初エッチから数日が経った。 はっきり言って俺は浮かれている。滅茶苦茶浮かれていて、初エッチした日を毎月休みにしようかと思うほど浮かれていた。 それは涼さんも同じで。 「あのさ、仕事前に言っておきたいんだけど」 「何ですか?」 「……口に指入れられて、甘噛みするの好きかも」 積極的にあれが良かった、これが良かったと言ってくれている。 「そうですか……またやります」 「うん」 髪を弄りながら少しだけ照れる姿が、可愛い。 仕事前にってあたりが律儀でいい。 それにあたって俺も悩みがある。 この数日、俺が涼さんの部屋にいったり、涼さんが俺の部屋に行ったりしていたが統一したい。 できれば俺の部屋に涼さんのベッドを運んで並べて寝たい。 それかキングサイズのベットを買うべきだろうか。 二階のあの部屋を物置にして、――両親の遺品をそのままにしているあの部屋を片付けて涼さんの荷物とか置きたい。 次の定休日にそうしたいんだけど、エッチした途端、同じ部屋で眠りたいとか重い男ではないだろうか。大丈夫かな。 「そういえば、美穂ちゃんたちがテレビはもう置かないの?って連絡来てた」 「テレビ?」 「なんかね、見たい再放送のドラマがここに入り浸る時間帯にあるらしくて。で、ここ、昔はテレビをカウンターに置いてたらしいんだ。知らない?」 「えー……っと、俺が子供の時はカウンターにテレビなんてなかったし、遺品の中に小型テレビあるかな。でもレストランにテレビ……」 うーん。はっきり言って俺はあまり好ましくない。

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