6 / 12
第5話
我ながらなんてありえない。
いきなり生徒会長に友達になろうなんて言われたら、俺ならドン引きで逃げだす。
「わぁ、じゃあ最初のお友達です!
僕人見知りで…今日はお友達作れなかったんです。
でも、会長さんはなんだか平気だったんです、不思議ですよね」
どうしよう、可愛い。
お友達って、高校生がお友達って…!
「うん、よろしく。俺のことは祐季でいいから。」
「じゃあ、ユウ先輩ですね!」
明日の朝迎えに来る約束をして、俺たちは別れた。
・
・
自室に戻って、ベッドに倒れこんだ。
なんだか都合のいい夢を見てるんじゃないだろうか?
探していた妖精と会って、友達第1号で、ユウ先輩…
「わぁぁぁっ、どうしよう⁉︎」
明日の朝が楽しみすぎて、なかなか寝れなかった。
ともだちにシェアしよう!