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第7話

目覚めるといつも和夢が俺に抱きついて眠っている。 少し明るめの髪にお祖母さん譲りのソバカスが愛らしい。 和夢のお祖母さんは確かイギリス人だったか。 「和夢おはよう。」 和夢の髪にキスを落とす。 寝起きの悪い和夢はなかなか起きない。 「和夢?起きないと襲っちゃうよ?」 和夢の手が俺の首に絡みついた。 「襲っていいよ」 小さく呟く和夢……。 ずっと ずっと 俺の隣りで ずっと ずっと 俺が淋しくないように ずっと ずっと 俺を支えてくれている和夢 和夢が恋人だったらどんなに 癒されるんだろうか? あの子を傷つけた俺は 幸せになったらダメなんだ。 そんなコト許されるワケがない。 ………ミキ……… 俺の可愛いミキ。 大好きで 大好きで 傷つけてしまった。 愛しいミキ。 あの日からミキに逢えなくなった。 「ほらっ和夢、起きるぞ?」 そう言ってもう一度、和夢の髪にキスをした。

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