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第9話
恥ずかしくて真っ赤になりながら、それでも啓太の言う通り、膝を開いてM字開脚する。
啓太はいつの間にか俺の上から真正面に移動し、俺の股間をじっと見ている。
かなちゃん、どうして勃ってるの?
え……
わかんない……。
そんなことわかる筈ない。気付いたらもうそれは上を向いていたのだから。
でも、啓太が見るから……。
ねぇ、どうして欲しい?
どうって……
正直に言ってごらん?
俺の喉がコクリと鳴る。
どうされたいのか言っていいの?本当に?
啓太の視線を感じて身体が余計に熱くなる。もちろん中心も熱をもって疼いてる。
啓太の男の目、その視線。正直それを見ているだけで腰が揺れた。あぁ……どうしよう、自分の手でいいから擦りたい。いっぱい、ぐちゅぐちゅになるまで。
夢の中の俺は我慢という言葉を知らなかった。
啓太……。
触って、欲しい……
どういう風に?
どういうって……
ちらっと啓太を上目で見ると、ぎらぎらした啓太が唇をぺろりと舌で舐めた。
んんっ……
獰猛な肉食獣みたいな仕草を見て、また腰が揺れた。
啓太のおっきな手でごしごし擦って欲しい……
へぇ、かなちゃんってエッチなんだね
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