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第18話
脱脂綿を持った手で、股間を隠すようにしながら若干がに股歩きでかなちゃんの側へ行く。傷の手当てをしなければ。それにかなちゃんのこのケガ、絶対痛い筈。勃起している場合ではない!!
かなちゃんの足元に跪き、そっと傷のない脹ら脛に手を添えた。
俺のジュニアは上を向いたまま。
不謹慎だが、ドキドキと胸も高まる。
間近で見た傷はやはり痛そうだ。膝の皮は擦りむけ青アザになっている。血も滲んでいて本当に痛そう。だけど、
……美味しそうな匂いがした。
「っ、けっ、啓太っ!?や、痛いっ」
気付くと俺は、血の滲んだ膝に舌を這わせていた。
「けいっ……たっ……!」
かなちゃんの手がたまらず俺の髪を掴む。したことないけど何だかフェラしてる気分だ。いやかなちゃんになら出来そうだけど。
傷に付着した土のざらざらした感触と、かなちゃんの身体から香るかなちゃんの匂い、血の匂い、かなちゃんから出ているもの全てが俺をムラムラさせていた。
「やだぁっ、啓太ぁっ、い、痛いってばぁ……」
何このかなちゃんの声。すげぇエロいんだけど。
止めなきゃと思いながらも止められない。獣スイッチが入ってしまった俺は、ぴちゃぴちゃと音を立てながらかなちゃんの膝を舐めて反応を窺う。
上目に見たかなちゃんは、目尻に涙を溜めて下唇を噛み、ビクビクと時折身体を震わせて痛みに耐えているようだった。だけどそれだけじゃない。かなちゃんの表情が、声が、どこか官能的で……。
あ、かなちゃんも……?
「かなちゃん……かなちゃんのここ、膨らんでる」
「え……?」
かなちゃんの短パンがぽこっと膨らんでいて、思わずそこを指でなぞる。
「ひぁんっ!」
かなちゃんがはしたない声を上げた。
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