出来ればかなちゃんの間違いなく可愛いであろうイき顔を見ながら一緒にフィニッシュしたい。 「かなちゃん、俺のと一緒に握っていい？」 「え……？」 ぽわーっとした表情のままかなちゃんは訳がわかっていないようだった。それならばもう、強行突破でいいんじゃないか？と俺の中の理性を失ったもう一人の俺が囁いた。 扱いていた手を一旦放してかなちゃんの視線を誘導する。 「ほら、こうするともっと気持ちいい」 「え、や、なに……」 俺のグロイものとかなちゃんのキレイなものをぴたっと合わせて再び擦る。ぐちぐちと音がした。それにかなちゃんのカウパー液がぬるぬるでめちゃくちゃ気持ちいい。 「すっご……、かなちゃん濡れ過ぎ」 「や、だ、……あ、んっ、んっ」 「かなちゃん、イくときはちゃんと教えて？」 「あっ、あ、も、イく、っ」 イくイくってエッチな言葉を言わせたかっただけなんだけど。うーん、やっぱりかなちゃん早い。でもかなちゃんぽくて可愛い。かなちゃんのゆらゆらしている腰を空いた手で引き寄せて、扱く手を大きくスライドさせる。 「やぁんっ！ひぁっ……、けいたっ、イっちゃうよぉ……！」 「いいんだよ、出してかなちゃん」 かなちゃんの背が大きく仰け反って耐えている様子から限界を感じ取り、扱いている手をぐっと締めて擦りあげる。かなちゃんの先端に軽く爪を立ててカリッと鈴口に刺激を与えると、よりいやらしい声を出してかなちゃんは射精した。 「いやっ、あぁっ……！！」 「やっべぇ……かなちゃん可愛い……ん……くっ」 俺はそんなかなちゃんの、女よりも興奮するエッチな顔を見ながらイった。 いつ誰が来るかもしれない保健室で、可愛すぎる兄と、めちゃくちゃ気持ちいいことをしてしまった罪悪感に襲われる。吐精後の脱力感と共に現実に引き戻されていくのがまた何とも物悲しい。 くたっと俺に体重を預けていたかなちゃんが顔を上げる。 「……っ」 大きな目には溢れんばかりの涙が盛り上がっていた。