「かなちゃん……」 それはまるで瑞々しく甘くジューシーな果実をたっぷりと湛えた桃のようだった。 悪戯してしまいたくなるほどキレイで可愛い。 張り出した亀頭がピンクでつやつやしてて、これがかなちゃんのものと認識すると余計に興奮する。 「ん……」 かなちゃんは性器に触れたいのか触れて欲しいのか、腰をわずかに揺らす。 それに合わせてそこもふるっと揺れた。 食いつきたい……！！ そんな衝動が頭の中を駆け巡り、かなちゃんのちんこを扱いてタマを揉んで、乳首をいやって程吸って舐めて、愛撫でとろけきったエロい体に、最終的には俺の熱を受けとめてもらい、クライマックスを迎えたい。 全ては妄想だが、頭は俺のちんこに乱れるかなちゃんを想像することでいっぱいだ。 こくり。 再び喉が鳴る。 かなちゃんの視線がいつになく妖艶だった。 「けいた……ここ……」 かなちゃんの手がそろりと動き、勃ち上がった性器を根本の方から指先で撫で上げた。 先端からとろりと透明な蜜が零れ落ち、同時にふるっと体を震わせる。 すっごい、やらしい……。可愛いし。堪んない。 かなちゃん自分の手に感じてるんだ。 あぁ……見たいかも。 かなちゃんのオナニー。でもそれだけじゃなくて……。 興奮で吐く息が荒くなる。 「かなちゃん。一人でシて見せて」 「え……？」 かなちゃんの表情が一瞬曇る。 こんなこと言うつもりはなかったんだけど、どうしてか俺の口が勝手に開いてしまった。 エッチな言葉も言わせたいけど、かなちゃんの一人エッチも見たかった。 この場面、このタイミング。 させるならば後者だろう。 俺がそんなことを思うのにはちゃんとした理由がある。 かなちゃんは一人でイけなくなったと俺に告白したのだ。その話、ぐっと胸に迫るものもあったけど、同じ男として、弟として、非常に心配な話でもあった。 イけないだなんて、そんなの絶対体に悪いに決まってる。 もし、うまくいかなくても、俺が手を貸してあげればいい話だし、かなちゃんだってオナニーが成功すれば喜ぶ筈だ。うまくいけば一人でもできるって自信にも繋がるし。 オナニー出来なくなるなんて、俺的には病的にヤバイという認識で、エロイ姿は見たいけど、かなちゃんを心配に思うのもまた事実。 「かなちゃん、俺見ててあげるから、オナニーしてみて。自分の手でイけないって言ってたでしょ？俺が見てればイけるんじゃないかな。ね、かなちゃん。イけないと溜まるし、また夢精しちゃったりするだろ？それじゃ体に悪いと思うんだ」 「啓太……」 「難しかったら俺も手伝うよ。ね？かなちゃんシてみよう？」