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第9話

それから一緒に映画みたり食事したり莉羽は服には興味無いようだけど 映画とかは凄い楽しそうにはしゃいでいた。 「あの映画凄かったよな~ なんかぶわってさ~」 「そうだね~」 映画はSFだったのだが莉羽のコメントが小中学生並みだ。 「めっちゃ面白かった!!」 そして満面の笑みで優里を見る。 うん。可愛い!! この大きな瞳で見つめられるとたまらなく抱きしめたくなる。 「なぁ莉羽、これからうちに来ない?」 「ん?優里の家?」 「うんそう、俺の家。」 「行く!!」 莉羽が了承してくれた所で優里の家へ向かった。 家は高層マンションの最上階にある。 「お邪魔しま~す。」 「どうぞ~」 「うわっ広っ!!」 「そう?君の家もかなり凄いでしょ。」 「う~んまぁそれもそうかも?」 莉羽の父親である店長は現役の頃相当稼いでたみたいだし今だって店長やってる。 まだ若いし現役でもやれる気がするのだが本人はその気はないらしい。 しかし本人にその区はなくとも店長ファンはまだまだ沢山いるから勿体ない。 「取り合えずなんか飲み物持ってくるよ。 ココアとかでいいかな?」 「うん、なんでもいい。 苦く無いのなら。」 莉羽はコーヒーなど苦いのは苦手らしい。 そこもまた可愛いなんて笑みが溢れる。 優里はココアと自分用にコーヒーを持って莉羽の所へ戻った。 「はい、どうぞ。」 「ありがと。」 莉羽がココアを飲んだのを見て優里はニヤリと口角を上げた。

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