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第13話

目が覚めた莉羽は仄暗い部屋に驚いて状況を把握しようと頭を働かせた。 どうやら自分はベッドで眠っていたようだ。 ふと目に入った時計を見ると8時を回っていた。 そうだ、自分は…… 先までの行為を思いだし優里を探すも 部屋を見渡しても彼の姿はなくベッドから降りてリビングの方に行くとソファで寛いでテレビをみていた。 「優里……」 「あ、莉羽起きたの?」 「うん…ってかそろそろ帰らないと……」 「あ~そうだね~。 てか身体は?大丈夫?」 「あ~うん………」 実はと言うと多少腰が痛い。 と言うか本当に優里とヤってしまったのか…… あれは夢じゃなくて現実……… そう思うと恥ずかしさで顔が熱くなりまともに彼の顔が見れず目を反らしてしまった。 「まぁいいや。 送るよ家まで。 てか店長に何時に帰るとか言った?」 「いや…何も……」 「怒られるかな?」 「大丈夫だろ。 どうせもう仕事に行って家にいないと思うし。」 「そう……」 そして優里は莉羽を送る為に車を出してくれた。 「ねぇやっぱ怒ってる? あんま喋ってくれないし?」 「え、何が?」 「え、強引にヤっちゃったこと…… あ~うん怒ってるんじゃなくて もしかして恥ずかしいのかな?」 「べ、別に…そんなんじゃ………」 図星だ。そしてそうだと分かるとやたらとそこを突いてくる。 「莉羽まさかあんな淫乱だったなんてね。 めっちゃ俺に強請ってたもんな~ もっと~って。」 「い、言ってない!!」 「いや言ってたし。」 「言ってない!!」 「あ~はいはい分かったよ。 言ってない事にしとくから。」 自分でも本当にあんな事をしたのかと信じられない。 恥ずかしくて穴があったら入りたい……

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