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第110話 雨・僕・嘘
本屋の軒先で雨宿りしていた君を見つけて傘を差しだした。
遠慮する君に「いいんだ、僕の家はすぐ近くだから」と嘘をついた。
「それなら、おまえの家まで一緒に行こう」と君は僕の肩を抱き、それから小声で「……ごめん、今の嘘。おまえを待ってた」と言った。
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#雨・僕・嘘で文を作ると性癖がバレる
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