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第2話
「ィィィィィィイ…タ…………ァア…ヤ……ダ…ヤメ…………テ…」
「ん?なに?ちゃんと言わないとわからないよ?それに、僕は、君に僕には敬語を使えって言ったよね?ルールを守れない悪い子にはお仕置きだよ。」
そう言うと、白衣の男はおもむろにノコギリを取り出す。
「や……やめテッッ…ソレ……ダけ…………ハ…」
僕の言葉は虚しく、白衣の男はニコッと笑って、僕の腕を掴み、ノコギリで切っていく。
「やめてなんていってもダメだよ。やめてあげない。どうせ、切っても直してあげられるんだから大丈夫でしょ?君はいい子だから、このくらい我慢してね?」
そう言って、さらにノコギリを進めていく。
「ア"ア"ア"……ィタ"ィ………………イタ"イ…テ"……ス………………」
「大丈夫。大丈夫。」
僕は、唯一人間だった時のままの左目から涙を流す。
なんで、こんなことになってるの?
なんで僕は……………
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