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第27話 細田
細田
…はぁはぁ…
すげぇ…興奮する。
歪む苦痛に満ちた泣き顔がたまらない…
告白を断ってきたのは恥ずかしいからだろ…俺に告白されればそりゃ戸惑うだろうな。
でも大丈夫、俺がお前を選んだのだから何も心配することはないんだ。
光栄なことなんだよ。
誰も理解してくれなくても俺が沢山愛してやるから。
横顔が綺麗だと思い惹かれて横溝に声をかけた。
細い身体に艶やかな黒髪繊細な顔立ちが気に入った。
可愛い。
そんなに拒まなくてもいいじゃないか。その強がって素直じゃない態度も可愛い。
二股…そんな最低なこと俺はしない。お前だと決めたら一途に君だけを愛してやるって決めてるから…
声を押し殺し泣く姿が可愛い。
手足を縛り艶めかしいその身体を愛して愛して犯した。
何度も射精して興奮しながらその様子を記録する。
泣きながらも声を荒げて腰を振る君が愛おしい。
思い切り陰茎を扱くと気持ちがイイだろう?
愛し合うって興奮するよな。
でもね…あまりに拒むし他の男と仲良くするから今回は特別なプレゼントを用意したんだ。
君が気持ちよくなっている姿と俺の匂い…精液と尿をたっぷりと詰め込んだ物だよ。
これで俺の事は絶対忘れられないだろう?
…
ほら…また興奮してきた。
今日も…今夜もしたい…犯したい…
「ねぇ。…お礼って何?」
え、
制服の袖口をくぃっと引っ張る感覚にはっとし視線を横にそらせる。
ふわりと柔らかい髪が印象的な人物。
…
「細田、あの時のお礼ってさ…何か教えてくれる?」
大きな瞳が上目遣いに俺を見つめていて内心驚いた。
…三階千歳。
眼鏡越しだけれど、瞬きをする瞳から目が離せない。近くでみると整った顔立ちをしていて綺麗だ。
白い肌は恐らく乱れるとピンク色に染まるに違いない。
華奢な肩は薄く手足は細身でがたいのいい俺とは違い女みたいな身体。
でもこいつは正真正銘の男だ。
「えっと…何…だっけ…」
「え、忘れちゃったの?酷いなぁ…」
ふっと笑う口元は艶やかで、
無意識にゴクリと喉を鳴らした。
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