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第29話

細田 横溝はあの一件から登校していないようだった。 … 三階にはデータを渡すと言ったものの、まだ受け渡しなどの詳細を伝えていないし迷っていた。 …まだ警戒している。 もしかしたらハメられているかもしれないからだ。 三階は2年のあの香乃先輩に気に入られていたようだったからそれが気になる。 あの先輩は生徒会長と仲がいいから要注意だ… 下手に手を出すと裏でしている事を揉み消すことができなくなってしまうし自分の身が危ない。三階にそれとなく聞いてみると… 「え、あの2年の先輩?あぁ…実はよく知らないんだ。たまに声をかけて来るんだけと…ちょっと迷惑で…」 困った顔で三階はそう言うけど…本当か? 確かにあれ以来一緒にいたのを見たことはなかったけど… … 「あ、じゃあね」 授業が始まるので三階は慌てて立ち去る。その後ろ姿を舐めるように見つめた。 腰のラインが細い。尻の丸みは可愛らしくまるで俺を誘っているように見えた。 … 触りたい…横溝が俺から離れてしまった今は正直三階の行動が気になって仕方がない。 目が合うとふわりと微笑まれ、胸が高鳴りゾクリと興奮してくる。 俺のことがそんなに気になるのか…可愛らしい… ああ… あの小さな口でしゃぶられたら物凄く気持ちがいいだろうな。可愛いあの顔に精液をまき散らしてやりたい。 … …しかし…危険だ…迂闊に手を出せない。

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