90 / 142
第90話 R18
!!!
後はもう何がなんだかわからない状態で、意識が分散され行き場を失うくらいの甘い刺激に飲まれる自分がいた。
は…
熱い舌が絡み、息が止まるほどのキスに全身が熱くなる。
同時に下半身から想像以上の快楽が押し寄せ、見えない何かに引きずり込まれるような感覚…
キスが…
このキスがたちが悪い…!
下半身の感度が倍増…それ以上にされて…飲まれて…しまう…
くちゅ…
っ!って!…
「イヤ……っ!あふ…ん」
逃れようにもガッシリ抱え込まれ先輩が身体はびくともしない…
体格差と筋肉の違い…
非力な自分の身体はジタバタするだけで無駄な体力を消耗するだけだった。
それなのに感度だけは良好で、普段は得ることのない快楽の波がざわざわと押し寄せてくる。
お願い先輩!耐えられない…引きずり込まれてしまう!
限界が…
いやぁ…
は、ダメ…
!!
濃密な刺激が全身を駆け巡ると同時に、
「あ…っ!やぁ…ンん……!」
震えながら射精したのがわかった…
…
…
…は…は…
「…あぁ…はぁ…はぁ…」
チュ…
「……」
「…もう……ダメ…だって……言ったのに…酷い…」
「…」
「…聞いて……ますかっ…」
「…やっぱり…」
「…」
「やっぱり……お前のこと好きだわ…」
「は」
「最高…可愛すぎてずっと可愛がりたい…」
「え」
優しく…あくまでも優しく微笑む先輩は優雅だ…しかしその優しい笑顔に絡み付くような艶が…練っとりとした色気を放っているような気がした。
「じゃあ…俺も脱ぐから待ってね」
汚れた手をぺろりと舐め、ネクタイを外しシャツを脱ぎ捨てる。
…
…
ひぇ…
ひゃぁぁ…
せ、先輩の…裸体……!
1位と28位の差を思い知らされた…
ともだちにシェアしよう!