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第2話

「だって、純くん両親から愛されてないんだよ? 見てて可哀想で可哀想で」 「てか、ストーカーもいい加減やめ――」 「見守ってるんだよ」  変なことを言う零夜の言葉を遮るように声を上げれば、呆れたように溜め息をついた。しかし、俺が変質者かのような言い方をされては黙っていられない。 「俺は普通に可愛がって、育ててあげたいだけ」 「……養子にでもする気かよ」 (養子……そうか、養子か。それも良いな) 「お前なぁ、それはやめとけ」 「……何も言ってないけど」 「今そういう顔しただろ。てか飲みすぎ」 「そんな飲んでないよ」  取り上げられたグラスを奪い返し、自分の前に置く。 (あ~、ぐちゃぐちゃのどろどろに啼かせたいなぁ。ハジメテはどんな表情(カオ)をするんだろう。怯えて泣いちゃうかな? 可愛いだろうなあ)  純のほんのり上がった目尻とクリッとした大きな瞳。それが涙に濡れて、垂れ下がるのを想像したら、たまらなく興奮してくる。 『やっ、まって……待って、正和(まさかず)さま、っ……あぁん、だめっだめ……』 『ほら、柔らかくなってきた。どうして欲しい?』 『イきたい、イカせてください……正和様の熱いの、純にお注射してぇ』 (あ~、可愛い……ショートパンツとかも履かせたいなあ)  水泳の授業の時の水着姿が忘れられない。白くて艶やかでスラッとした綺麗な脚は俺好みで、乳首も可愛かった。外見だけなら顔もスタイルもドストライクだ。 (――ただ性格が少しきつそうなんだよな~。優しくて良い子なんだけど……もう少し素直だったら完璧。……まあ、でも調教するのも悪くないか)

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