23 / 27

ベランダ

俺は頭を冷やそうとベランダに出てタバコを一本手に取り口に食われるがその手は動揺して微かに震えていた。 酒の勢いで互いの肌の温もりを感じて気持ちまで通じ合ったと錯覚を起こしてしまった。 酔っ払った光輝さんに好きだと言われて浮かれていた俺。 けれど全く覚えていないみたいで俺は凄く凄く後悔をした。 どうして俺は光輝さんを抱いてしまったんだ。 あの時は覚えてなくて良いと思ったがやはり突き付けられ言葉に俺は傷ついてしまっていた。 バカだ・・・1人浮かれて・・・俺はどうしようもないバカだ!! タバコを吸って落ち着いたら光輝さんに謝ろう。 光輝さんに近づくなと言われたら俺はそれに従うしかない。 諦めるしかないのかな・・・・光輝さん。

ともだちにシェアしよう!