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ピンク色のやきもち
「…はぁ…っはぁん…や、やぁ…」
「くくっ…」
まながオレの肩にくたぁっと伸びてはぁはぁ…と肩で息をしてる
後ろからはとろとろとオレの精液が流れ出て地面に染みて行った
まな見られたとおもっとるんやろなぁ…
まなのモノからはぴゅっぴゅっと精液の残りが力なく流れ出しとる
まなが一生懸命顔を逸らす方向へ視線を向けた
「……ミィ?」
猫しかおらんのんやけどなぁ…
ククッと笑いが漏れた
茂みから出てきた猫が小さく鳴いて首を傾げてそれからなんでもなさそうに俺らの横を通過してどこかへ行ってしまった
まなは猫の鳴き声にも気づかなかったらしい
さっき確かにこっちの方に人が来た
でもオレかてサラサラ見つかる気なんてないし?こんなかわええまな見せる気もないからとっくのとうに移動した
今は神社の境内の下のとこに隠れとる
オレらを探しとったやつらも見つからないとわかって飽きたのかもうどこかへ行ってしまってた
まなはまだ太ももをピクピクと震わせてオレの首元に顔を押し付けて今にも泣きそうやった
まな怒るやろなぁ…
そっとまなの目を覆ってた手を外してやる
「…ふぇ……あ……れ…」
「クッ…くくっ…」
「え…あ、ぅ…あ…」
まなが狐につままれたような顔で目をぱちぱちさせていた
声も出せないみたいでオレの顔と人がいると思ってた方向を交互に見て口をぱくぱくさせている
「………」
「………クッ…」
「………」
「…ぶくくっ…」
「ッ~~~~~!!!!!!!」
しばらくの沈黙の後まなの顔がぐんぐん赤くなっていった
思い出したように大きく広げていた足を慌てて閉じて「ッ!!ッ!!」っと声にならない声で抗議してくる
でも等々恥ずかしさがピークに達したらしくバッと手で顔を覆って伏せってしまった
「まーな?」
「ッ~~~~~~」
「イっちゃったんや?」
「ッ~~~~~~」
「見られてると思うて?それだけで?ほんとは誰もおらんかったのに?……ふふっ…えっち…♥」
「ッ!!」
「ははっ、耳まで真っ赤、かーわえ~」
そう言うとまなはがばっと顔を上げてばしばしとオレの事をたたいて来た
あーもうかわえー…
そのまままなをぎゅーっと抱き締めるまなはもっと怒ったみたいで今度は手をぐーにしてオレの胸をたたいてきた
…ちょっと痛い……
まなを抱きなおして膝の上に乗せて迎え合わせに座らせる
むーっと膨れたまなはオレを睨み付けてぶすっとしてた
それがおかしくてクスッと笑うとまなに再度どんっと胸を殴られた
「ごめんて」
「…………」
「まなー?まーなちゃん?」
「………知らない……」
「もー、ちょっとやきもち妬いただけやん?」
「………やき…もち…」
「そ、まながちづちゃんとあんまり仲良くするからやきもち…」
「………」
そう言うとまなは怒ってたはずなのに一瞬視線を泳がせてからぷいっとよそを向いた
ちょっと喜んでるのを隠せてない辺りが可愛い…
「ふふーかわええなぁ~」
「………しらない……」
「ふふっ」
照れ隠しで素っ気ない態度をとるまなにちゅっとキスをした
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