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ルール
そして実はもう一つ決めたことがある…
「なぁ…まーな…」
「…触んな」
「まなぁ…」
そーっと手を伸ばしてくる銀の手を叩き落とす
決めたことって言うのは『元の体型に戻るまで銀に触らせない』って言うのだった
始めはその…日頃しすぎてるからセックスしないって言うルールだったんだけどそれにしたら銀がすごい体中触って来るから…
銀は俺に叩き落された手を大げさに摩って口を尖らせている
「そんなオレ気にせんし、ええと思うんやけどなぁ…ふにふに…」
「俺がダメなの!!あとその手やめろ…」
「だって嫌やもん!!オレまなの体弄りまわしたい!!」
「お前の言い方いちいちいかがわしいんだよ!!」
最近学校外で何してるかって言ったらほとんど銀の家に行ってさらにほとんどお決まりのルートでヤってる
正直この生活が常なのはまずい
って言うか銀を甘やかし過ぎた…
とにかく今回はその改善も兼ねてる
少しぐらい銀にも自重してもらわないと…
「まなぁ…やめよーやぁ…そんなんいつまでかもわからんのに…」
「だから…すぐ戻すってば…一週間か二週間ぐらいのもんだろ…」
「むりやって~死ぬー!!」
「じゃあ死んどけ…」
「まなぁ…」
「そうやって触ろうとしない!!」
銀が大げさに地面に倒れて限界だとアピールする
ルール起用してからまだ4時間だけど…
近くで見てた猛はははっと乾いた声で笑ってて健斗は我関せずっていうかそもそも聞いてないんだろうけどもぐもぐとお弁当を食べていた
銀がそっちに這っていってお弁当を食べてる健斗を膝に乗せてお腹に手をまわす
「?」
「あー…健斗もふにふに…やらかい………でもまながいい……」
「??」
「ちょっと先輩やめてくださいよ!!こっちに八つ当たりで嫌がらせしないでください」
「うるさい、お前も道連れや!!お前も二週間我慢しいや」
「嫌です、そもそもオレはそんな節操なくどこでも盛ったりしてません」
「ムッツリなだけやろ?」
「うるさいです」
銀はイライラを猛相手にああやって発散させてたけど結局あしらわれてまたこっちに這って戻って来た
俺が座っているすぐ目の前に倒れてじーっとこっちを見つめる
銀がすすーっと伸ばしてくる手を払い落す
朝このルールを伝えてからずっとこんな調子だ
「むりぃ…欲求不満で死ぬ…」
「我慢覚えろよ」
「……むりぃ…」
先が不安になってきた
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